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59・宇宙人との対話・グレタウッドリュー

2019.12.20.17:06

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かつてエマソンは、「精神が私自身と同じような形となって肉化したと言う事は、神の教えの一つの様相である。」と書いた。
コミュニケーションの第一段階が、私のような人間のチャンネルを通して行われているのは、多分、このためなのだろう。
異質な思想は、異質な存在から発せられると、ますます受け入れ難くなる。
これらエネルギーの高い振動レベルも、また重要な要因になってくる。
それはETIがもたらすものだし、肉体的にも心理的にも訓練を積んでいる彼らのチャンネルだけしか、扱うことができない。
会社社長達のグループに招かれて講演した時、私は3時間近くにもわたって、超感覚的知覚からETIにまで及ぶ話をした。
最近その時の録音を聞いてみたら、私は話を始めるにあたって、次のように言っていた。
「…で、皆様は何か価値あるものを身につけてお帰りになるでしょう。3分の1の方は、私がこれからお話しすることを信じないでしょうが、残りの3分の2の方は、私ののべる経験と事実が、信じる信じないと言う判断の枠組みを超えるものだと言うことに気づかれるでしょう。
いずれにせよ、私のシナリオが現実になったような時には、皆様方は私がここでお話したことを思い出し、不安の念にかられずに、このチャレンジに応ずることができるでしょう。」
本書の読者も、そうあって欲しいと期待している。
講演会の聴衆と同じように、読者の皆さんも、疑問をもたれる度合いは様々であろう。
しかしある程度の好奇心は、きっとおありだろうと思う。

「本当に金属が曲がるのか?」
「他の銀河系には生命は存在するのだろうか?」
「近い将来、この惑星上の生命に影響を及ぼすような陸塊の移動はあるのだろうか?」
「UFOは現実に存在するのだろうか?」
「政府は、UFOと他の惑星の生命に関する情報を、隠しているのではないだろうか?」
「信頼すべき資料から、他の文明との接触のことが何かわかるのではないだろうか?」
「私たちはオガッタ・グループに耳を傾けるべきだろうか?」
これら一連の質問は、多岐にわたっているが、予想のつくものである。
私はこうした質問の一つ一つに、直接の経験と情報の基づいて、確固とした回答をしてきた。
これらは全国を回って、医者、著述家、発明家、超能力現象研究家、あるいは経営者とのシンポジウムや大学のキャンパスで、耳にしたのと同じ質問である。
やがて次の時代には振動が高まり、新しい舞台へと移行していくであろうが、ここに私たちを技術的に援助してくれる人たちが現れた。
振動が高まれば、それは高められた意識と結びつくことになるだろう。
私たちの経験する現実は、5つのアンテナ、つまり感覚から入力された信号の振動、周波数を脳で翻訳した結果である。
今はまだ、この周波数にほんの少ししか同調できないが、宇宙的な意味で言えば実質的には知らないも同然なのだ!
地球上の多くの生物は、特別の周波帯の周波数、振動の点では高いレベルの知覚を備えている。
これらの生物は、人間よりも多くのものを聞き、嗅ぎ、味わい、みることができるのである。
もし私たちが、他の生物と同じようにこれらの周波数に同調でき、しかもそれを他の情報と関連づけて解釈できる能力を失うことがないなら、現在、私たちが手にしえない現実に同調できることになるだろう。
さらに私たちには別の道も開かれている。
ヘレン・ケラー女史は、いくつかの方法を用いて物事を認識できるようになったが、その方法は、いまだに解明できていない。
彼女は、豊かな感覚力を養う無限の可能性を示してくれていたのである。
彼女の示した能力の秘密を解明し、これを全人類に役立てることが、技術者や科学者に任された課題である。
これが解明されれば、私たちがその実在を否定している存在とのコミュニケーションが可能になるだろう。
現在の私たちの情報伝達に不可欠な、安定した電力の供給が無くなったとしたら、私たちは心のラジオに頼らなければならなくなるだろう。
コミュニケーションは、現在の私たちの感覚レベルを超えたところで行われるだろう。

私たちに開かれるはずの新しい生活様式を認める事は重要であるが、過渡期においては、安定的で揺るがぬ生活を維持することも重要である。
また時が近づくに従って私たちは、新たなルールを学ばねばならない。
その時が来たときには、しっかりと根を張って立ちながらも、柳のように柔軟で、易々と、そしてたおやかに頭をもたげられるようでなければならない。
一人一人が変化の嵐に対して柔軟かつしなやかで、バランスを保ち、中心を失わず、自然の計画を理解していて、折れることのない木のようでなくてはならない。
私たちは分かち合い、そのようにして兄弟愛のエネルギーを高めることを学ばねばならない。
さらに5感を研ぎ澄まし、これに第6感を付け加えなければならない。
この第6感は、より良き人類へのスプリングボードになるだろう。
もしテレパシーで心を読むことができるとなったら、一体、誰が利己的な考えや邪悪な思いを潜ませようか?
私たちがそこで生き、愛し、遊び、働き、学び、笑うことになる世界は、今までとは異なるが、とても心躍るものになるだろう。
私はオガッタ・グループや、その他の類似の存在と数多くの大胆な仮説や技術を分かち合えると期待している。
彼らは進歩した存在であり、私たちを助けに来てくれるだろう。
自分の学んだ多くのことを統合するようになるにつれて、私の方向が明らかになってきた。
シナリオには、次のように出ている。

「人間の人間に、自然の計画に対する非人間的な行為のために、私たちの惑星の表面に変化が現れるだろう。」
「恐れるのではなく、私たちが自然の命ずるところを、他の生存者が受け入れるよう手助けできるだけの冷静な知識を持って、未来を垣間見ること。」や、
「未来の建築家」について、「私たちの共有する宇宙の啓示」について、私は考えている。
そして私は自分の結論について考えている。
あなたも私も、有史以来、人間の直面したうちでも、最も厳しい時代に生きている。
私たちは意識を高め、平和的精神を持ってこの時代に対処しなければならない。
過渡期にあっても、積極的な推進力やエネルギーといったアメリカの伝統が発揮されるものと期待している。
もし読者が他の人々を助け、未知のものに対する彼らの恐怖を和らげようとするなら、私の使命は果たせたと言える。
タウリの最近の言葉を引いてみよう。
「光が全くないより、少しでもあったほうがマシよ。」
オガッタやこれと類似するグループによって、私が得た体験が、読者にも現実のものとなってくれればと期待している。
私は地球を助けに宇宙からやってくるもの達と、うまくやっていけるものと思う。
そして彼らが歓迎され、私たちのためになされる彼らの好意ある努力に、援助の手が差し伸べられるように…。
そのときガタエは到来を期待するだろう。
私はきっと光のスライドに乗れるものと期待している。
読者と一緒に、あるいは、私一人で。

結び

私はかつてオガッタ・グループの存在について、繰り返し、繰り返し、質問されたことがある。
それは決まって、オガッタが長い間沈黙した後に、いつも現れるものなのだ。
一度このような時期に、私が人里離れたメキシコの村の埃っぽい道を歩いていると、若い男が私の方に向かってブラブラやってきた。
私たちはすれ違ってから、ふとお互いに立ち止まった。
彼は振り返ると、私の立ち止まっているところに引き返してきて、物静かに尋ねた。
「あなたを知っているような、気がするんですけど?」
「まさか!でも、私たちは知り合いになるはずだって、気がしますわ。」
と答えると、なぜかわからぬが、心臓がドキドキし始めた。
若い男は、私をじっと見つめた。
「オシャン、と言う名前に、何かお心当たりはありませんか?」
と尋ねる彼の声を聞くために、私はできるだけ身を乗り出さねばならなかった。
涙が目に溢れ、頬を伝って流れ落ちた。
見知らぬ人から、オガッタ・グループの惑星の名前を聞かされた事は、いまだかつて一度もなかった。
この人は手を延べ、濡れた私の頬に優しく触れて呟いた。
「私もそう思いましたよ。」
彼はカリフォルニアからやってきたのだった。
また私とデイックが中国の上海を旅行したとき、一日観光で乗った川船で、小さなテーブルについている学生に気づいたとき、お互いに目があい、声を揃えて「あなたを知っている!」と言った。
私たちはお互いを指差しながら笑い、声を揃えて同じ言葉を繰り返した。
彼の英語はおぼつかなかったが、私たちは、彼と一緒になって雑談した。
彼は生まれてこの方上海を出たことがなく、一方、私たちはこれが最初の中国旅行だった。

中国の「4人組」の話は、学生達のものの見方にひどく悪い影響を及ぼしていたので、それだけにふと立ち聞きでもされたら誤解されかねないことを言うのは気がすすまず、神経質になっていたのは無理からぬことだった。
私たちの会話の中で、「あなたを知っている!」と言う言葉が何度も繰り返された。
私たちのやりとりは、このパリッとした中国人の相手を、刺激し、不安にもさせたようだ。
メキシコでも出会いを思い出しながら、私はオガッタ・ジョパルフの5つの惑星の名前を挙げた。
そしてチャウヴィまで言った途端、この学生は困惑した表情で、目を突然見開き、涙を浮かべた。
彼は何気ない仕草で私の手の上に自分の手を置いた。
岸に近づくと彼は襟の折り返しから小さなピンを取り外し、これをデイックに記念に手渡して、
「彼女を知っていますよ。あなたの奥さんをね。彼女を知っていますよ。」と呟いた。
このようなエピソードを満足に描くのは、想像するほどやさしくはない。
体験をはっきりと言い表すのは難しい。
それらは人の精神や意識に痕跡をとどめる。
そして心にも。
似通った波長をキャッチできる人間存在が数多く、宇宙船惑星地球号の上を歩いている。
心霊の働きは、極めて孤立的なものだ。お互いを分かち合うひとときは、それに関係した人々の生活と仕事を容易なものにしてくれる。
このような精神から、私はオガッタ・ジョパルフの12の言葉をあげておいた。
もし読者がそのうちのいくつかに見覚えがあり、意味を明らかにできたら、

S、T、A、R
Foundation 448 Rabbit Skin RD, Waynesville  気付
に、ご一報ください。
S,T,A,Rは、私が副理事を勤めている宇宙技術研究財団の略称である。

コロレス
ペウレク
クリムナ
ピウピ
レプラ
ライナ
マチェット
リムズ
ミプル
トカ
ヌプレイ
ウールックレ


終了

^^^^^^^^^^

長い間、お付き合いありがとうございました。
グレタの財団は、残念ながら現在は見つけられないようです。
彼女が語った通りに進んだとしたら、2019年の現在には、相当宇宙との交流が進んでいたはずでありますが、そうなってはいません。
SS Pの話などとも想像するに、
資金提供があったと言うことですが、
乗っ取られた可能性を想像したりします。
また、
グッド・ドクターと言われていたアンドリジャ・プハリッチは、技術開発において、暗黒面に落ちたと、デイヴィッド・ウイルコックス氏は語っていました。

そして、このオガッタ・グループは、
ナチスにコンタクトした種族を想像させるものがあります。
彼らは、地球人の善悪を問題にしていませんでした。
地球人を発展途上のいまだ未開の、しかし、期待がもてる生命体として、導いいて行くつもりであるように思えます。
その彼らが、アメリカともコンタクトを持った。
しかし、事は想定ほどうまくすすまなかった。
それでも、現在は、変わりつつある世界をみ、未来を思い描くことができるところまで来ているように思えます。
どのみち、今にわかるでしょう。
今に、はっきりと誰の目にもよくわかる日が、近い将来にやってくると思います。
それを楽しみにしていたいと思います。
地球人を助けようとしてくれている、彼らオガッタ・グループ、そしてその他のこの宇宙の同じ宇宙種族達に幸あれ。


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58・宇宙人との対話・グレタウッドリュー

2019.12.19.01:12

グレタ

医学や薬学の分野でも苦悩が見られる。
新発見の薬剤の使用を急ぐあまり、副作用が多発しているのだ。
人工物質の投与が原因となる医原性疾患が、急激に増加している。
ある病気の予防薬として用いられたものが、数年後にまた病気の原因になっている事実が度々発見されている。
これもまた、人間の人間に対する非人間的行為なのだろうか?
変化、気候の変動、惑星の変化と発見、変化しつつあるプレート・テクニクス、拡大する季節変化、社会、経済、政治の変化、精神的、肉体的変化。
私たちはすでに始まっている変化に目を向けなければならない。
地球は太陽の周りを、太陽は銀河系の周りを、銀河系は宇宙の周りを周り、私たちはその動きの中に、変動の只中に置かれているのである。
私たちが動くと、惑星地球に影響を及ぼす「生活」条件と振動が変化する。
先に変化が生まれたのだ。
そして変化は生まれ続ける。
変化とは、「新時代」という言葉を意味しているのだ。
新時代には、太陽系が銀河系の周りを回る軌道が変化し、この新しい軌道におけるバランスを保つために新たな振動が必要となる。
振動とエネルギーという言葉は、私たちの目的からすれば、相互に交換して用いることができるために、太陽系の全惑星と生活形態は、新時代に向けて、このように足を踏み出した途端に起こってくるエネルギーの変化に適応しなければならない。
「自然の計画」を誘発し、そしておそらく「人間の人間に対する非人間的行為」を煽り立てるのが、これらの変化したエネルギーであるのだ。
オガッタ・ジョパルフのものたちは、はっきりと述べている。
「人間が人間に…そして自然の計画に対して何ができようと、大規模な調整期に入った時には、惑星地球は援助を受けるに値すると信じている文明が、あちらの宇宙にはあるのだ。」

オガッタ・ジョパルフのものたちは、かなり高度な意識レベルにまで進化している。
宇宙において存在をわかっているものは、空間ではなくて意識、つまり特別な高められた振動を統御する能力である。
オガッタ・グループのこれらのものは、宇宙に関する自分たちの知識を、私たち、そしてあなたたちと、分かち合おうとしている。
オガッタ・グループのメンバーは、方向を指示し、若い人たちが歌っていた「エイジ・オブ・アクエリアス(水瓶座の時代)」という新時代へと、力を合わせて私たちを導いていってくれるだろう。
どのような新時代も、人間の生活様式を変えてきた。
今後の変化も同じであろう。
新しい様式というものは、いつの時代も精神的なショックを引き起こすものであるから、その時代の様相をしっかり見据えておれば、どのような変化も、またそれに伴うストレスにも、よりうまく対処できるだろう。
未知のものに対する恐怖が、人間の最大の恐怖なのである。
私たちは、地球の進化の一転換期に置かれているが、このような転換期には、どうしても無防備になりがちである。
生き延びるためには適切な武器で武装しなければならない。
現代は、歴史的にも、気候的にも、地質学的にも、天文学的にも、社会的にも、経済的にも、政治的にも、不安定な時代である。
オガッタ・グループのこのものたちは、私たちの周りの至る所で響き渡っている疑問の数多くに、洞察や回答を与えてくれる。
そして前にも述べたように、マスコミはUFOと呼んでいるが、自分たちはガタエと呼ぶ宇宙船に乗ってやってくるだろう。

惑星地球での私たちの技術が、実のところあまり進んでいないので、今の科学の見地では説明不可能な現象に、これまで私たちは目を向けてきた。
これらの技術の大部分は、たかだか二百年足らずの間のものなのだ。
そんな話を、あるいは第二次世界大戦前に聞かされていたとしても、一体、40歳以上の読者の何人が、人間が月面を歩いたり、スカイラブが打ち上げらるなんて、信じ得ただろうか。
そんな人はまずいないだろう。
大気圏外…という言葉は、SF小説にしか出てこないものだった。
しかし今日の若者は、想像力を働かせて未来を考えてみるのに戸惑う事はずっと少ない。
若者たちは、大気圏外征服を目撃しているだけではなく、現状での利害にしがみついて、変化を熟視しようとしない旧世代の人々のように、縛られるところがない。
私は大学で講義するたびに、今の私たちが自然法則とみなしているものを無視するような、見事な心霊的経験を持った学生に会う。
精神の力で金属を曲げて見せると、彼らはその光景に深く感動する。
オガッタ・グループの話をすると、何故、またどのようにして、近い将来に私たちみんなが、彼らの技術を共有し、学び、用いることになるのかとても知りたがる。
今日の若者の孫や曽孫の時代に、どのような発明がなされているのか、誰が言えよう?
彼らは科学や芸術で、また技術や思想で、花開かせる驚異を思い描いてみることができるだろうか?
多分、不可能だろう。
私たちは自分の想像力を広げてみるしかできない。
オガッタ・グループが異次元から現れ、私たちの有限の存在を超越して、私たちの理解しているような距離をいとも簡単に取り払ってしまうというのは、驚くべきことである。

続く→



57・宇宙人との対話・グレタウッドリュー

2019.12.15.20:03

グレタ

1970年代初頭に出されたローマクラブの報告書では、私たちの資源はみな限られているのに、急速な勢いで消費されつつあるという厳しい事実が述べられていました。
この報告書のテーマは、「自然は、現在私たちが所有している産業体系を、自然がいつまでも支援してくれるとは期待できない。」というものだった。
80年代の今日、結局のところ、予測されていた資源の不足のいくつかに直面させられることになった。
ここ合衆国でも私たちは、急速に減少しつつある資源の開発をめぐって、増大した他国との競争に立ち向かわなければならなくなっている。
我が国で減少しつつある資源として、真っ先に上げられるのが、石油である。
1979年4月号の雑誌「ニュー・エイジ」の記事に、次のような一文が見られた。

現代産業の農業は、それそのものとしては生産性が高いが、大量のエネルギー消費と環境の枯渇という不安定な基礎に立脚している。
この国では現在、1エーカーの土地にとうもろこしを栽培するのに、80ガロンのガソリンを使っている。
このアメリカ方式が全世界で採用されると、全エネルギーの80%が、食糧の栽培に費やされることになる。
加うるに、石油を基礎とする化学物質を投入することで、土の中の生物を滅ぼし、石油製品をますます必要とするので、土壌は生物にとって死んだも同然の生活環境になっている。
かくして、人工過密地では、土壌が侵食され、貴重な表土が失われ、化学物質が湖や川や海に垂れ流しにされ、水路が汚染されるといったことになる。

国連食糧農業機関は、世界の食糧需要が、1978年と比較して1985年には、約44%増に、2000年までには112%増になると予測している。
別の言語で言えば、20年のうちに食糧生産を2倍にせよという、とてつもない挑戦を受けているのである。
できるのだろうか?
この数字に近づくことすら危ないのではないかと、私は懸念している。
現代産業としての農業は、北米の食糧生産地域で取られているのと同じ大量生産方式で、急速に高まりつつある世界の需要に対応するため現在行われている方法である。
しかし、化石燃料が枯渇したり、食糧生産にこの種の燃料を使うにはあまりにも高価になりすぎたとしたら、どうなるのだろう?
代替え品は見つかるのだろうか?
世界的な飢餓に直掩することになるのだろうか?
飢餓の恐れが切迫したものとなったら、食糧争いが人間の人間に対する非人間的な行為の好例になるかもしれない。
現在石油は、あらゆる工業化の基礎となっている。
第3世界諸国が、自国の経済力の増強と生活水準の向上に乗り出していることから、減少傾向にある石油の供給をめぐる地獄規模の争いが生まれたのである。
その結果は?
目を剥くような一連の価格インフレが起こり、そのため、一握りの石油生産者と巨大産業を除く全てのものが、破産の危機に瀕している。
世界中で必要とされるエネルギーを供給するために代替えエネルギーが開発されるまで、また開発されない限り、私たちは依然としてもう一つの潜在的破局に捉えられているのである。
今日の産業が、石油にとって変わるべきものを探すのに手間取ったり失敗するなら、たちまちのうちに大混乱となるだろう。
あるにはあるのだが、不足している供給からくる争いもまた、人間の人間に対する非人間的行為のもう一つの例になる。
石油不足の解決策を見出そうとして、蒸気発生装置を駆動させる力のある原子力装置を開発した。
しかしあいにくこの開発は、人類にとって深刻な危険を意味しているのだ。
ある報告によれば、原子炉の65%は地震活動の見られる地域に位置しているという。
このことは、原子炉に内蔵されているボイラーが、必ずしも地震で破壊されるという意味ではないが、しかしそうなりうる可能性が常にあるということなのだ。
米国原子力規制委員会は、この可能性を認めて1979年3月13日に原子力プラントを封鎖した。
予想通り、その直後にメーン州ウイスカセットにある封鎖されたメーン・ヤンキー・プラントの近くで地震が起こったのである。震源地は原子炉から15マイル以内の地点だった。

続く→


56・宇宙人との対話・グレタウッドリュー

2019.12.06.15:29

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続きです。

第21章 光のスライドに乗って外の世界へ

運命のスクリーンが広げられ、生き生きと描かれたシナリオを目にした時、私は人類のために泣きたい気持ちになった。
しかし、泣いている暇などない。
準備をする時しかないのだ。
「メッセージを出すのなら、いろんな方法で出さなくてはいけないわ。人々は自分たちの知らないことを、最も遅れているってことを、忘れないでね。未知の要因は、人々を恐れさせるものなのよ。」と、タウリは繰り返し言っている。
あらゆるものはどうやって始まったのかということは、未知の要因である。
天文学者たちは、私たちの起源を「ビッグ・バン」で仮説を立てて、理論づけている。
彼らは、私たちの太陽系の誕生を46億万年前のこととしている。
それから数千年して生命が現れた。
かつてデイックと私が、オーストラリアのシドニーとインドネシアのバリ島の間を飛んでいた時、私の運命のスクリーンが広げられ、世界の始まりを垣間見せてくれたことがあった。

始まったばかりの頃、最初の生物が海から生じた。
この生物は、月の大きな影響を受けていた。
月の干満は動物の構造と生命に影響を及ぼした。
潮が引くと、動物は海岸や陸地に取り残された。
潮が満ちると、動物はまた水の中に戻ることができた。このように月の影響を受けたのである。
そう、私たちは皆、太陽よりずっと月の影響を受けているのである。

人類に対する月の振動の強い影響は、私たちには実際のところわかっていない。
しかし、満月によるエネルギーの増加と精神病院に収容されている患者の情緒の乱れの間に、重要な統計的相関関係のあることが知られている。
月の干満が人間に及ぼす生理学的影響を私たちは説明できないが、しかし満月の時には、出生率が高くなる。
過度の流血が見られる警察の記録にとどめられるような暴力行為の勃発が、世界中で見られる。
個人の代謝率の増加とともに、緊張や不安の増加も認められるようだ。
人間の身体の4分の3が水であることも知られているが、私たちの身体も、他の水塊と同じように、潮力と電磁効果が高まるにつれて増大する影響力に反応しているに違いない。
生命体の創造は常に、一度始まったら様々な段階を経て、終末まで行き着く連鎖反応であるとする文章を読んだことがある。
私たちはこのような現象を、身の回りのあらゆる生物に容易に認めることができる。
地球は生命体である。
地球は今、連鎖反応における新たな段階に入りつつあるのである。
惑星地球は、自然の浄化、つまり自然の大崩壊の瀬戸際にあるようだ。
寒冷地帯が熱帯のように暑くなり、熱帯地方が寒冷地のように寒くなる現象が、一瞬のうちに起こるかもしれない。
地震と火山の噴火で周知の如く、大規模な津波が起こって陸塊が変化してしまうだろう。
瞬間的な変化が起こるかもしれないし、今世紀の終わり頃には、地軸の逆転が起こる可能性が強いのだ。
ある考古学者は、地層試料と先史時代の人工遺物を基に研究を進めた結果、地球はすでに177回も磁場を変えていると主張している。
どの地域が安全で、どの地域が危険なのか。
自分の判断と本能を突き合わせてみると、沿岸地帯は東海岸と西海岸のどちらも劇的に変わってしまう可能性がある。
地震は大規模な変化を引き起こし、最後の恐るべき変化の時には、5大湖とメキシコ湾がつながってしまう可能性に、私たちは直面しているのだ。
と同時に、私たちは広い戦地の至る所で、「人間の人間に対する非人間的行為」にぶつかることだろう。
このような状況が過去に起こった類似の状況と異なるのは、私たちが自然の大規模な崩壊を伴う浄化に直面している時に、そうした行為が集中的に起こることがあるのだ。
私たちがこのことを自覚して、過渡期を迎え撃つために全力を傾けるだろうと、私は期待している。
自分たちのエネルギーを他のことで浪費するのは、自滅的なことなのだ。
「人間の人間に対する非人間的行為」という言葉が脳裏に纏いつき、いくつかの大規模な崩壊の実際の原因は、人間ではないのかと苛立たせる。
人間はオガッタグループの語っている変化の原因ではないのだろうか?

新聞に目を通し、ラジオに耳を傾け、テレビのニュースを見てみるといい。
世界中で起こっている混乱を目にしないでは済まされない。
私たちに反省の隙を求めないようなニュースは、ほとんどない
ヨーロッパと中近東では、テロリストが罪もない人々を殺傷して、自分たちの政治主張を行っている。
南アメリカでは、人質事件と子供の誘拐が日常茶飯事になっている。
煽あkでは病と飢えは言うに及ばず、暴動と弾圧のために、すべての住民が人と自然に翻弄されている。
我が国の一部の大都市では、深刻な緊張がすでに現れ始めている。
爆撃、大量虐殺、ゲリラ攻撃、殴りつけられ拷問を受ける政治犯、伝染病、虫害、そして数百万人を飢餓に追い込む不作など、恐るべき話がすべての大陸、すべての国から次々に押し寄せてくる。
しかしこれで尽きてしまうのではない。
地球上至る所に、幾百万の人々に影響を及ぼす戦争や政治危機や自然災害があるのだ。
これらの苦悩に加えて、世界の人口は今世紀までに50%増加するだろうと見積もられている。
しかもその圧倒的な部分を占めるのが、低開発諸国、あるいは第三世界の国々なのである。
それらの地域には、栄養失調、文盲、疾病、高い幼児死亡率、悲惨な平均余命に苦しむ人々が、すでに8億人も住んでいる。
彼らの生活水準はあまりに低く、世界銀行総裁ロバート・マクナマラ氏に、
「人間の品性のどのような理性的定義にももとる」と、言わしめたほどである。
しかし私たちの地球規模での危機は、何も人口過剰だけに限られているわけではない。
アメリカとソ連という二つの超大国が、膨大な数の核兵器を所有して互いに対立している。
まかり間違えば、両国の人口のかなりの部分が惨禍を被ることになる。
それに、これら両国の一方あるいは双方の政策に対して不審を募らせている多くの小国が、自前の核能力を達成しようとしているので、核戦争の危険は加速度的に増大している。

いまひとつ深刻なしかし、しばしば見過ごされがりな地球規模の危機は、私たちの現代が基礎を置いている無限の成長という考え方である。
私たちの企業と政府もこれを支えるようになっている。
しかしこの無限の成長を成し遂げられるだけの無限の資源が、存在するのだろうか?
月に着陸した宇宙アポロから地球の最初の写真が電送されてきた時、もしこの無限の要求を満たさなければならないとしたら、極めて重要になってくるはずの資源を外から運び込む高速道路や高架道路を、私は1本も見出せなかった。
惑星地球はそれだけで、独立しているようだった。
有限の世界に無限の成長はありえない。
有限の惑星には、無限の資源はないのだ!

続く→

55・宇宙人との対話・グレタウッドリュー

2019.11.16.23:47

グレタ

11月17日、デイックと私はド・ポーレガール博士と昼食を共にした。
ウエイターが私たちのテーブルに同じコーヒー・スプーンを並べた。
好機が到来したのは、明らかだった。
スプーンを待つ間、私たちは向かい合って話をしていたが、その時突然私は、テーブルの下に身をかがめて、テーブルの裏を叩くように迫られているような感じがした。
1本目のスプーンが曲がると、ド・ポーレガール博士の目に涙がにじんでいた。
科学的な条件や研究室の設備などについて議論する前に、自分の見たことを恐れずに見たと証言しようとした人は、この分野の最高の研究者の他に誰がいただろうか?
ド・ポーレガール博士の熱心さと、私への書面という形で、あの日、彼が見たことを述べた署名入りの証明書には、生涯感謝している。
彼は次のように書いている。
「彼女が、(起き上がって!起き上がって!)と、強い口調で言いながら、テーブルを裏から叩くと、スプーンが曲がったのだ。
私はスプーンから目を離さずに観察していた。
曲がるときの動きは速く、時計の長針の動きが直接見てわかるのとほとんど同じくらいの速さだった。
2本のスプーンは、形や大きさのほぼ同じ3本の比較対照用のスプーンと一緒に、現在私が所有しているが、これら3本のスプーンとは全く一致しない。
この現象は、重力でスプーンが地面に落ちるのと同じくらい明白なものであった。
私は理論物理学者として超能力現象を考察するようになったとき、信ずる心構えができていたのだが、これは、それをはるかに超える現象であった。」
「パラドックスなしには、科学の進歩は望めない。」と、書いた原子物理学の父ニールス・ボーアのことを、ド・ポーレガール博士ほどよく理解できる人は他にいないだろう。
トマス・クーン博士は、広く知られた「科学革命の構造」と題する著作の中で、専門的な研究を行っている枠組みが、もはやどのような必要にも感じなくなってしまった時に、科学者が直面する問題を要約している。
「新たな予期せぬ現象が、科学的研究で次々と解明されている。一定のルールでゲームを行い、このルールを完全に理解されてしまうと、また別のルールを練り上げる必要が出てくる。」と、述べている。
この「別のルールを練り上げること」が。彼の言う、「科学革命」なのである。
こうした革命の難しさを乗り切ってしまうと、科学者はその時には、自分が異なった世界に応じているのだと、彼は指摘している。
パラドックスが認められたために、レイキャビクで科学は、重要な進歩を遂げたのだ。
この進歩に一役買うことができたことを、私は誇りに思っている。
しかしながら、私が意識の超能力現象とよぶ多次元モデルの統一的な研究を、押し進める必要がまだ根強くあるのだ。
意識の本質を実験的かつ理論的に探究した、5本の精選された学術論文が、最近「アイスランド・ペーパー」と言う題で発表された。
この本は会議の直接の成果であり、世界中の大きな大学の図書館には、全て納められているはずである。
1973年のノーベル物理学賞受賞者のブライアン・ディヴィッド・ジョセフソンが序文を書いている。
私の「レイキャビクにおける根気強い役割」が、謝辞で触れられているのが、私の喜びを倍加してくれている。
レイキャビク会議は、発端であった。
まだまだ学ぶべきことがたくさんある。
伝えたり分かち合ったりすべきことも、またたくさんある。
このような研究や情報の伝達と、交流を促進させるのに役立つ交付金や学問的な評価、また公的な支援や政府資金は、残念ながらほとんどない。
このような理由から私は、法人組織宇宙技術研究財団(STAR)を設立した。
テレビやラジオ出演と公演の謝礼、それにまたこの本の出版で得られる収入が基金である。
通常の5感で見ている世界を、トマス・クーンは次のように述べている。
「感覚による体験は固定的で中性的であり…理論は所与のデータの人間による解釈でしかない。網膜に移った映像や特別な実験的操作をめぐる疑問は、すでに一定の方法で、知覚の上でも概念の上でも、細分化された世界を前提としているのだ。」
アルバート・アインシュタインがE=mc^2の公式を解明した時、彼は人間の五感による3次元世界を再構築して、時間・空間と言う第4番目の次元を含めたのである。
超感覚的知覚(ESP)と念力(PK)の領域が、人間の通常の感覚を超えた第4次元への入り口となる。
量子論的かつ原子レベル以下のデータがあるにはあるが、科学者はこの心と物質のつながりを示す一層の証拠を探し求めている。
世界中の多くの立派な科学者は、この現象を研究しようと熱望しているが、それを行うだけの本格的な資金援助がかけている。
研究者が自分たちの必要とする奨励と資金援助を獲得することは、重要なことだと私は考えている。
聖トマス・アキナスと同様に、私も、「至高なものが得られるかもしれない、わずかな知識の方が、価値のない物をたくさん得るような当たり前の知識よりも、ずっと望ましい。」と、信じているからである。

続く→

54・宇宙人との対話・グレタウッドリュー

2019.11.13.03:56

20190225221833c17_20190228211238799.jpg

「会議で物理学者の出した結果は、それ自体も重要なのだが、新分野物理学会議のように、初めから終わりまで熱のこもった、調和の取れた集会だけが出しうるものだった。
見事な議事運営を行う上で最も重要な要因となったのは、論ずるまでもなく、アメリカ合衆国コネチカット州からこの会議に参加した、グレタ・ウッドリュー婦人だった。
精力的な性格を備えたグレタ・ウッドリュー婦人は最近、精神力で金属を曲げる能力を発見したのだが、幸いなことに、会議の期間中、ずっとこの力がみられた。」

新分野物理学会議の成功には、いろんな理由があった。
まず第一に、様々な学問分野の権威者を一同に集め、意見を、それも多分お互いに胸襟を開いて、意見を交わせるようにしたことにある。
物理学者、人道主義者、実業家、科学者、霊媒が、グループでの会合だけでなく、1対1の君と僕の間柄で意見を交換したり、問題を比較検討する機会がもてたのである。
誰もが、新たな友人と新たな見解と、そして何よりも新たな展望を抱いて、それぞれの国へ帰って行った。
この会議を終わって私が痛切に感じたのは、科学者と心霊者が落ち着いて意見を交換することができるようにするために、双方の意志を疎通させる新たな語能が、早急に必要であるということだった。
私たちは、現在の可能性を乗り越え、今私たちの所有している多数の事実に関する情報を、さらに拡大させ、これに挑戦し、そして最終的には、今日の人類を明日へとつなげていくための諸理論を必要としていたのである。
私の金属曲げを巡って起こった様々な出来事は、満足の行くものだった。
偏見がなくて、知的好奇心が強く、思慮深いアイスランドの人々の自然な反応を見て、私は、全ての人が新しい可能性を即座に拒否してしまうわけではないことを知らされた。
アイスランドの人々のとても温かな反応は、ガタエが到来しても、私たちの惑星はそれを受け入れ、共鳴するだろうと、私に希望を抱かせてくれた。
多くの人々がそうなるだろうという予言に、私は賭けることにする。
そのような態度が、そうなりうる人々への励ましになるかも知れない、と期待しているからである。

今一つ、会議で痛切に感じたことがある。
超能力現象に対して、あまりにも多くの科学者が築いている堅固な障壁を、取り除き続ける必要があることだ。
過去の科学的ドグマに、科学者ほど盲目的にしがみつく連中は他にいない。
会議の2日目の朝に起こったエピソードは、決して忘れることがないだろう。
金属曲げのテストを、ユリ・ゲラーと実験室で研究したことで名をあげた、広く知られた研究者が、自分は金属曲げを全く見たことがないと、断固とした口調で言ったのである。
彼と一人の女性物理学者は、ぴったりと重ね合わさった3本の同じスプーンを選び出し、そのうちの1本を曲げてみせてくれと私に尋ねた。
私は自分でスプーンに触れないからと述べて、代わりにこの女性にスプーンを持っていてくれるように頼んだ。
「縮め!」
本気であったとは必ずしも言いかねるが、私は心の中で命じた。
すると、1本のスプーンが他のものよりも短くなった。
科学者の教授と物理学者の二人が、傍で起こっていることを注視していた。
「さあ、金属が曲がるのを見たって言えるんじゃないですか?」と、私は研究者に尋ねた。
自分でスプーンを選んでおきながら、彼は、
「いや、ここは廊下でして、実験室じゃありませんので、適切な科学的条件の元で行われたとは言えませんね。」と、答えたのである。
「金属が曲がるのを見たでしょう?」と私は声を高くして尋ねた。
「いや、見ませんでしたね。私は、縮むのを見ただけです。」
これが彼の答えだった。
当然のことながら、彼は、自分のどの研究論文でもこの出来事に触れていないし、また自分の観察を私のために(公式にまた非公式にも)文書にしたためてもくれなかった。
世界が大きい時には、人間は小さくてもよかった。
今日では世界が小さくなったので、それだけに人間が大きくなければならない。
このエピソードを思い返してみると、おかしさが込み上げてくるが、しかし、おかしいと笑って済ませられる問題ではなかったのだ。

因習的で受容力のない科学者は、たびたび私の不安と個人的な混乱の種となった。
司教座聖堂参事会員ジョン・ロスナーは、一般向けの会報で、このことを次のように簡潔に要約している。
「知的職業を持つ懐疑論者も騙されやすい人々も、感情的には心霊研究の責務に相応しくない。どのような科学分野でも、公正で偏見のない研究のためには、バランスが求められている。今日、超心理学では、「信ずる者」対「信じない者」、あるいは「合理的」対「非合理的」と言ったことは問題ではない。
実際に問題なのは、40年以上に十分に管理された実験室での研究から得られた結果を知っているのか否かなのである。」
レイ・キャビクの会議で得られた感触で最後に付け加えておきたいのは、様々な学問分野の間のギャップが埋められるのではないかという期待を新たにしたことである。
この期待を再び抱かせてくれたのは、パリの国立科学研究センターの研究部長を務めるオリヴィエ・コスタ・ボーレガール博士だった。
この素晴らしい人物は、相対性理論と量子力学の専門家で、今日この分野では最も尊敬を集めている人の一人である。
どんな反応を示すか知りたかったので、私はぜひ彼のためにスプーンを曲げて見せようと思った。

続く→


53・宇宙人との対話・グレタウッドリュー

2019.11.07.00:39

グレタ

1ヶ月後、デイックと私は、シグルビョルグが「音楽を聞いた」と知らせる彼女の母親のクリスマスカードを受け取り、喜びのあまり、また涙を流した。
生憎なことに、1978年4月になって私たちは、「スプーンが効かなくなった」という母親からの手紙をもらった。
そこでスプーンを送り返すように知らせたが、(彼女は送り返してくれた)、デイックにそばに立っていてもらって、神経質な友人に特別の治療をし終わると、またスプーンが、今度は金属が曲がるなど、ちっとも信じていない友人の手の中で曲がったのである。
私たちはこれをアイスランドに送り返したが、まだ結果を知らせる返事をもらっていない。
私はよくシグルビョルグのことを思い出しては、うまくいってくれるようにと期待している。
アイスランドで新分野物理学会議に出席していた時にも、また予定外の行動をしていた時にも、私はひどく喉が渇いた。
そこで水をがぶ飲みしたのだけれども、乾きは一向に癒える様子はなかった。
時には喉がカラカラに乾いて、文字通り声も出なくなったほどだった。
でも全く奇妙なことに、この水は普段のように尿として排泄されなかった。
タウリはこれを次のように説明してくれた。

彼女の身体には、これを吸収して体外に出すってことがないのよ。
あなたはエネルギーの場、本当のエネルギーがわかっていないのよ。
喉が乾いて大量の水を飲み、これを体内に取り込んでいるのは、彼女の身体が水分を必要としているからなの。
彼女に水をどんどん取らせるようにしなくちゃいけないわ。
コーヒーはダメよ。
水、それも純粋な水ね、雨水よ。
金属曲げのようなことでチャンネルを使うと、私たちは、彼女の体内にある物の一部を使用するの。
それでその大切なものっていうのが、水分なのよ。
そんなわけでね、彼女は液体を飲みこんだけれど、身体器官をめぐることもないのね。
なぜって、水が基本になっている彼女の身体は、水の補充を必要としているからなのよ。
こうしたことで、自然が間違いを犯すなんてことはないのよ。

アイスランドをたつ前の数時間は、色々な仕事で慌ただしく過ぎてしまった。
テレビのトップニュースで放映されたために、行く先々で人々は私に気がつき、デイックも私も質問攻めにあった。
嘲笑するものは誰一人としていなかった。
アイスランドの人たちは、あの現象について話をし、理解しようと心底望んでいたのだ。
私はアイスランドに定住して仕事を続けたらどうかとさえ、勧められた。
金属曲げの記事がアイスランドの新聞の第一面を飾る頃には、私たちはコネチカットの閑静な自宅に戻っていた。
私は全く喜んでいる。
「ダグブラディッド」紙は、第一面に、曲がったスプーンを持つ私の手と、そのそばのテーブルの上に置かれた2本の比較対照用のスプーンを写した写真を掲載したのである。
中面の記事は、インタビューを受けている私の別の写真が添えられていて、内容も正確で、とても積極的な取り上げ方をしていた。
アイスランドで一番読まれている「モルグンブラディド」紙はかなり意欲的で、2枚の写真と全ページを割いた記事が載せられていた。
「モルグンブラディド」紙は、立て続けにもう2本の記事を掲載した。
他のすべての記事と同様に、これもある主張が誇張されたり、私の言葉を誤って引いたりしていたが、(多分、これが新聞の平均的なところだろう)、全体として好意的で公正で、偏見は全くみられなかった。
アイスランドの1友人の手紙では、「この種の事件」にこれだけの反響があるとは、今までになかったことだったという。
私自身もこうした世評の的になったことは今までに一度もなくて、そのために、あの時はとても不愉快な思いをした。
私のことを「数十年前から有名な」としていたニュース番組が文字になった記事を読んだ時には、私は、実にきまりが悪かった。
沈黙していたというのが本当であって、有名というのは誤りである!
ソルスティン・グドゥヨンソンの発表した「アイスランドにおける先進的な超能力分野の創設」と題する論文で、この会議に対する貢献に触れている。
そもそも私たちをアイスランドまで引きつけることになったのが、この会議だったのである。

続く→

52・宇宙人との対話・グレタ・ウッドリュー

2019.11.05.18:58

20190225221833c17_20190228211238799.jpg

私の金属曲げの話題が新聞に出ると、アイスランド国民が、金属曲げに使われるエネルギーと治療に使われるエネルギーを同一視したことに、私は驚きもし喜びもした。
それらは同一なのだ。
多数の人々が、助けを求めて私たちのホテルのロビーにやって来た。
病人や死にかけている者、不治の病人や先天的肢体不自由者を見舞い、助けて欲しいという要望が殺到した。
デイックと私は、翌朝たつ予定でいた。
しかし再び交通機関の問題にぶつかったために、またもや心霊的行動を引き起こすことになったのだった。
飛行機に乗って帰国の途に着くまでには、24時間以上あるはずだった。アイスランド側の主催者の一人で、自国民の要求に深い理解と共感を抱いていた、科学者で技師のグドゥムンドゥル・エナイソンが、私に臨終病棟での「治療」を助けるために病院に行って欲しいと訪ねて来た。
私は快くこの申し出に応じた。

次のニュース番組の翌日、私は一つ一つ話していたらキリのないほど多くの体験をした。
今でも私のとても気に入っている体験がある。
病院から戻ってくると、ある母親と15歳の娘がホテルのロビーで私たちを待っていた。
少女は、シグルビョルグという名前で、ブロンドの長い巻き髪をした天使のような面持ちの子だった。
彼女は生まれつき耳が不自由で、彼女の生まれる以前からこの家族と知り合いだったグドゥムンドゥルも、悲しげにこの事実を認めていた。
シグルビョルグは、滅多にテレビを見ない子だったが、何らかの理由で、夕方のテレビを読唇しなければならないと感じていた。
私の姿が画面に現れると、アナウンサーがまだニュースを読み上げもしないのに、シグルビョルグは、椅子から飛び出して私を指差し、
「彼女よ!私の耳を聞こえるようにしてくれるのは、彼女よ!」と母国語で叫んだのである。
母親のこの話を聞くと、この子を無視したり、いい加減なことは言えないと思った。
二人がホテルのロビーにいて、懇願するような眼差しで私を見ていたので、彼らに心が向いたのだった。
その日は後から後へとてんてこまいの日だったが、私は彼らにエレベーターのほうに行くように合図し、食堂の外に置かれていたお盆から、2本のスプーンを掴み取ると、(なんでそんなことをしたんだろう?)、2階へ行った。
この少女は英語を話せず、初めのうちは落ち着かない様子だった。
しかし万国共通の、微笑みを浮かべ安心させるように軽くポンポンと叩いてやると、じきに私たちは友達になった。
直感的に私は、少女の背後に回って自分の姿が彼女から見えないようにして、そこでしばらく精神を集中してからスプーンを取り出し、両方の耳に1本づつ押し当てた。
それから私は、この2本のスプーンのあった右のほうに頭を傾げた。
その後もずっと少女から姿を見られないようにして、今度は少女の頭の左側でスプーンを鳴らすと、1本のスプーンが私の手の中で弧を描いたのである。
少女は目を見開いた。
私がもう一度スプーンを鳴らすと、彼女の目は涙に溢れた。
シグルビョルグは、母親に向かってアイスランド語で、「何か、聞こえるわ。」と言った。
少女も母親も、エイナルソン博士も、デイックも私も、嬉しさのあまり、恥じらいもなく泣き出していた。
私はシグルビョルグに2本のスプーンを手渡し、彼女の母親には、自分の他には誰にも触らせないようにし、毎日、朝と晩に冷たい感触が消えるまで、これを両耳の前の方に当てるよう、娘に伝えてくれと指図した。
突然私は、今まで勉強したこともないアイスランド語で、訪問客に話しかけている自分自身の言葉に気がついた。
私は、アイスランド語の聖書のページ、章、節をあげて、彼らに「コリント人への第二の手紙」(これも私は今まで読んだこともなかった)の1節を見てみるように言っていたのである。
デイックは隣の部屋に行って、聖書を持って来た。
グドゥムンドゥルが言われた通りのページを開くと、私は、シグルビョルグと彼女の母親に、この特別な1節は、もし少女が理解できたらの話だが、彼女の将来の聴力に大きな影響を及ぼすことになるだろうと伝えた。
母親は、この1節に何か意味を見出したようだったが、私は、今日に至るまでこれが理解できずにいる。
しばらくして、私が自分の知らない言葉で考えを述べていたとわかって、私たちは誰もが驚いてしまった。

続く→

51・宇宙人との対話・グレタウッドリュー

2019.10.19.17:54

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初日の晩に私たちは、会議の形式と議事日程を調べてみた。
非公開の会議中に、マスコミの取材が全くないのに感心した。
科学者とヒューマニストと実業家は、科学研究データを出し合い、それらがいかにして社会や産業の変化を引き起こすのか知ろうとして集まったのだ。
実業家たちは、学会が様々なプロジェクトを進めていく上で、昔も今も、相変わらず資金が不足していると認めた。
しかしこの集まりで最重要視されたのは、知覚に関するデータ、念力、そして超能力現象の分野における理論と応用、それに戦略であった。
11月6日午前9時、主催国アイスランドのソルステイン・ジョンソン=ウルフスストドゥスが開会を宣言した。
最初の会合は、翌朝行われた。
プログラムの口火を切ることになっていたアンドリジャが、まだ到着していなかったので、会合はまず、多くの尊敬を集めているレーザー物理学者の論文発表から始められた。
続いて、著名な著述家が報告した。
その中で、ゲラー、ジラール、スワンと言った名前がしばしば話題に上った。
(スワンは、おそらくインゴ・スワンかも)
というのも、会議に参加した多くの物理学者が、これら三人の心霊家を実験室でテストしたことがあったからだった。
また超能力現象の、量子論に関する論文も紹介された。
その中には日本でのサイコトロン会議に関する報告もあった。
さらに私たちは、実験装置に対する意志作用の影響や、音波放出研究に関する綿密な理論に耳を傾けた。
当初、報告者たちはとても緊張していたようだった。
少なくとも、科学者ではない私たちにはそんな印象があった。
やがてアンドリジャが到着して語ったところによると、
「金属が曲がり出して、対立がおさまった」のだと言う。
私もそうだったと思いたい。
アンドリジャが来た頃には、グループ全体がいろいろなレベルで、互いにうまく進行するようになった。
当初の遠慮や緊張や疑惑は雲散露消し、誰もがお互いに気軽に話し合っていた。

一度会議が活気を呈すると、扉の向こう側で何が論じられているのか、アイスランドの報道関係者が関心を持ち始めたのだった。
技師グドゥマンゥル・エイナルソン、生化学者T・ソルスティンソン、著述家ソルスティン・グドゥヨンソンらを含む、何人かのアイスランド人が出席していたことがわかった。
(他のアイスランド人は出席したものの、報道陣に自分の身元を隠すのに必死だった。)

何が起こっているのか明らかにしようと、記者たちが何度か試みた甲斐あって、結局、会議の最終日に、アンドリジャの部屋で記者会見をするとの合意に達した。
何人かの科学者、物理学者、研究者が選ばれて、インタビューを受けることになった。
しかし、レイキャビクの新聞と国営テレビの記者が来てみると、インタビューの予定者は、ほとんどが観光旅行に出かけてしまって、会議参加者全員の中でたった一人しか残っていないという始末だった!
次のような出来事が持ち上がった原因はといえば、またもや交通機関の問題だった。
報道関係者が来たとき、アンドリジャは部屋の中を行ったり来たりして落ち着かない様子だった。
彼と一緒にいたのは、「植物の不思議な生命』と「占いの手』の著者、クリストファー・バードだった。
私の部屋はホールの真下であったが、似たようなドアがたくさんあって区別がつかず、知らずにアンドリジャの部屋に紛れ込んでしまった。
アンドリジャの顔がぱあっと輝いた。
彼は会議の期間中に、ほとんど全員の参加者のために金属を曲げたのはこの私であると、取り急ぎ紹介した。
記者たちはこの言葉に興味をそそられて、私にインタビューし始めた。
私は、記者たちの質問に丁寧に答えたが、彼らのために金属を曲げるのは断った。
代わりに私は、アイスランドでの体験にちょっとした意見をいくつか述べて、記者をもてなそうとした。
バスで出かけて行った会議の参加者も、そろそろ帰ってくるに違いないと思っていたし、それにこれは確かに、私のではなく、彼らの記者会見ということになっていたからである。
時間が経つにつれ、報道陣は次第に苛立ちをつのらせてきた。
アイスランドではテレビの放映時間が限られているという。
レイキャビクでは、15分のニュース番組が、午前9時、正午、午後8時の3回しかなかったのである。
もちろん8時のゴールデンアワーのニュース番組が1番視聴率が高かった。
テレビの記者がこの話を放映しようと期待していたのも、この8時のニュース番組でのことだった。
そこに腰を降ろして、時計を見ながら話をしていると、珈琲やお茶が部屋に運ばれてきた。
結局どうなったのか、それは11月12日(土曜日)8時にアイスランドのテレビニュース番組で、トップニュースとして放送されたもののテープを翻訳したものの中で、よく語られている。
これはアイスランド人の作家が私に送ってくれたものである。
番組は、広げた掌に曲がったティースプーンを乗せている静止画像で始まり、ニュースキャスターのオマル・ラグナルソンの説明がこれに続いた。

^^
花に話しかけることができるものでしょうか?
精神力だけで病気を治癒したり、スプーンをすっかり曲げたりすることができるものでしょうか?
人間の精神は、生体から病気を取り除いたり、地球内部に秘められている物質を発見したりする不可思議な力を手に入れたのでしょうか?
今日2時に、ロフトレイダー・ホテルで行われた記者会見で、アメリカ人グレタ・ウッドリューさんは、記者たちの目の前でスプーンを曲げて、この方面での彼女の能力を実例で示してくれました。
今日の会見に出席した記者たちは、2本のティースプーンを見せられても、なかなか信じられませんでした。
2本のうち1本は、ウッドリューさんがこれを手にして、軽く撫でるだけで曲げたものです。
それも、物理学の境界領域あるいは新分野に属する現象を、まる1週間にわたって数多くの会議を重ねている、数カ国から集まってきた四十人の科学者の目の前で行われたのである。
事実、このような事件は、科学者の厳密な監視下で起きていて、現在では、鉄のカーテンの西と東の双方の科学者も認めているのです。
記者たちがウッドリューさんに、実験をもう一度やってみてくれないかと尋ねたところ、この記者会見の開催を告げた同席の外国人科学者は、やれるかどうかは、その場にいる人たちの積極的な態度と結果がどうあろうと気にしないくつろいだ雰囲気次第だ、と答えていました。
ですが、今日の記者会見で撮影された写真をここに紹介しましょう。

^^^
テレビの画面に、記者たちの目前で私に手渡された、2本のティースプーンが映し出された。
私は1本のティースプーンを取って指先にのせ、落ちないようにバランスをとりながら、もう一方の手の指で軽く撫でた。
すると、どうしたことだろう!
ティースプーンはゆっくりと曲がって行ったのだ!
テーブルの上にあるもう1本のティースプーンのそばに並べてみると、違いは一目瞭然だった。
新分野物理学会議の非常に積極的な態度に触れて、ニュースキャスターは言葉を続けた。

^^^
グレタさんは会議の席の上、テーブルに置かれたティースプーンを、これには全く手を触れずに、テーブルの下から軽く叩くだけで曲げることにも成功しました。
科学者らは、これを非常に重要であると、評価していました。
今日の記者会見の場でコーヒーが出されますと、グレタさんは雰囲気は思っていたよりもずっと良かったですと言うと、ティースプーンの添えられた受け皿が、端に置かれてあるテーブルの下に手を当てたのです。、
グレタさんがテーブルを下から軽く撫でたり、叩いたりしていると、ティースプーンが曲がり始めたのです。
この時ばかりは、記者はほとんど自分の目を信じることができませんでした。
この写真を見れば、これが起こったときに、テーブルに置かれていたスプーンとの違いがわかるでしょう。
グレタ・ウッドリューさんは、金属曲げを可能にしているエネルギーは説明できないが、自分のやっていることの背後には、何か未知のものがあるように感じていると話しています。
今日の記者会見で私たちは結局、この種の研究を積極的に進めている太平洋の東西から参加した、とても著名ないく人かの科学者に会うことができました。
会議では、現在、物理学の境界領域にあるこの現象を記述するには、アインシュタインの相対性理論とマックス・プランクの量子論をどのように調整したら良いか、解決の試みが行われたのです!
物理学の観点から説明できる現象の1例として、チタンとニッケルを混ぜ合わせて作られた「記憶」を持つかのように見える、細い針金を記者に見せてくれました。
金属の持つ特性は、宇宙船のアンテナを作るのに使われています。
1定の温度、例えば私たちの日常のスケールで低音とか高音の状態で、最初の形を作ると、これを常温で巻きつけてもまた最初の形を取り戻すのです。
(この金属は、形状記憶合金で知られる新素材です。過去にユリ・ゲラーが「記憶を破壊した」ことがありました。)
今日グレタさんは、ただ触れるだけで、「記憶」を破壊したのです。
今私たちの目にしているのが、今日見せられた針金です。
実際、この分野に足を踏み入れてみると、不可能なことはほとんどないように思われるのです。
さらに、こう言う表現が許されるなら、「薬の常用者が、コンコルドで用いられているチタン製の支柱を曲げた』ようなものです。
私たちは、これが厳密な科学的管理下で行われたと聞きました。
それに全くのところ、この行為に関しては、記者たちが記者会見で目撃することになったような説明不可能な精神力以外に、どのような力も加えられていないと、目撃者は指摘しているのです。

^^^
「針金」とはなんだったのか、手短に説明しておくことにしよう。
チタンとニッケルの混合物のニチノールは、メリーランド州の米海軍洋上武器センターで開発された。
この合金は、そのユニークな形状記憶効果を利用して、船舶、航空機、潜水艦、宇宙船の部品などに使用されている。
実験は簡単である。
針金を指や鉛筆に巻き付ける。
室温で針金を鉛筆から外し、マッチでそっと加熱する。
熱が加えられるに従って、内部の結晶構造が変化するので、針金はまっすぐになる。
冶金学的に言えば、構造が、「マルテンサイト」から「オーステナイト」に変化するのである。
いったん自分の指に巻き付けてはみたが、予想通り跳ね返って、元の形に戻ってしまった。
しかしその後、記者や科学者や、それに私をも含むほとんどすべての人が驚いたことに、この針金がまた弧を描いて、曲がり出したのだった。

続く→

50・宇宙人との対話グレタウッドリュー

2019.10.06.23:44

グレタ

第20章  氷の土地

物質を超える精神、新分野物理学会議「アイスランド、レイキャビク発、1977年11月12日」
当地で5日間に渡って、「新分野物理学会議」が開かれた。
この席で、合衆国、フランス、イギリス、デンマークの科学者は、人間の精神が物理的事象を左右する役割を果たしている、ということを確認するデータを発表した。
精神の作用に関する諸発見が一貫性のある宇宙理論に統合されることで、実験物理学者と理論物理学者の間に、初めて意見の一致が見られた。

この記事は、科学、工学、産業界の分野を代表する四十人が出席して行われた。
新分野物理学会議の目的と結果を明らかにしている。
会議は、過去5年間の実験を通して集められた。
世界中の新データを発表するフォーラムであった。
意識の研究と物理学の研究を融合させるために、いくつかのシンポジウムが行われた。
データには、人間の精神作用は大規模物理実験に影響を及ぼさないとする、物理学者の間で既定の事実とされてきた主張を覆す、慎重に立証された科学的証拠が含まれていた。

精神作用について、単なる仮説ではなく、むしろ実際に実験が行われたことに触れて、記事はさらに「心霊的才能に恵まれた一参加者が、身体には触れずに数秒間で、ステンレスをはっきりと曲げて見せ、アイスランドの新聞記者やテレビレポーターを唖然とさせた」と伝えている。
その「才能に恵まれた参加者」とは、私のことだった。
デイックと私は、「実業家」として、招待を受けていた(私たちは二人とも、めいめい会社の社長を務めている)。
当初、私たちはオブザーバーとして、目立つことなく発言を控えるつもりだったが、この目論見は、図らずも崩れてしまった。
それは、私にはよく起こることだが、交通機関に問題があったためだった。

フライトのキャンセルや車の渋滞や列車の脱線があったり、到着や出発に間に合わなかったりすると、私はいつも、心霊的な行為を誘発される。
私たちのレイキャビク旅行も例外ではなかった。
会議の議長を務めることになっていたアンドリジャ・プハリッチ博士が、ヨーロッパの2カ国で飛行機に乗り遅れ、そのため、レイキャビクのロフトレイダー・ホテルに到着したのは、予定より2日遅れてしまった。
不意に訪れて、いつ果てるともしれないと思われたこの空白の48時間の間に、科学者と「門外漢」(デイックと私も含まれる)の対立が見え始めた。
私たちは、超能力現象に関する高名な物理学者の研究報告を聞くために招待されていた。
とはいえ、会議の底流には、どうして学者でもない「私たち」が、「非公開」の会議に出席しているのか、そんなん雰囲気の中で、科学者である「彼ら」が、どれだけ自由に意見を述べることができようかとする疑問が、はっきりと透けて見えていた。
会議の動機と私たちの招待は、科学者と非科学者の溝を埋めることにあった。
しかし議事の進み具合からしてみれば、この溝は広がっていくばかりのようだった。
それで、はっきりした理由は何もないのに、気がついてみると私は、思いがけず異常なまでに夢中になって、やたらと金属を曲げることに熱中していたのだった。
朝、昼、晩の食事中に、1日で23本ものスプーンを曲げていた。

テーブルについて食事をしている最中や、コーヒーブレイクをとっていた控え室や廊下で起こったこの時の感覚は、今でも変わらないのだが、私は、この空前のスペクタルは、オガッタグループが巧妙に画策しているのだと感じていた。
というのも、自分が金属を曲げられるなどと、それまで思っても見なかったからだった。
それにもし、本当のことがわかっていたなら、金属曲げの実演に際して夢中になったりはしなかっただろう。
しかしこの時の私は、ウキウキした気分であったし、それがつまりは、保守的で敵意すら抱いていた一部の科学者たちとの間にわだかまっていた堅苦しさを打つ破るのに、効果があったと思う。
おかげで、ロフトレイダー・ホテルの銀製食器を使い果たしてしまったかもしれないが…。
遅まきながらお詫びの言葉を述べておく!

参加した科学者の中には、精神力あるいは精神作用だけで金属を曲げるなどという人を見るのは、初めての人もいた。
実験室という条件の外で起こったことには、ほとんどメシア的とも言える熱心さで質問する幾人かの科学者は、金属の曲がるのを目撃したのだが、これを公に認めることは拒否した。
他のものたちはためらっていて、自分自身の経験を話題にする前に、誰かがこのような現象を見たことを認めるのではないかと待っていた。
そんなときでさえ、この用心深い連中は、大抵のものが、オフレコでしか話そうとしなかったのだ!
私たちが会った科学者は誰も、象牙の塔のなかや科学者仲間の間で、やっと手に入れた資格を守るのに汲々として、彼らが一生懸命になって蓄えてきた知識に触れようとはしなかった。

初日の昼食から始まってその後、食時のたびごとに、色々なグループの会議参加者が、金属曲げの現象を目撃した。
彼らのほとんどが、比較対照用の(つまり普通の)スプーンと、曲がったスプーンを持ち帰った。
デンマークから来た愉快な科学者は、3本のスプーンの曲がる前と曲がった後の両方の輪郭を紙ナプキンに写し取り、それから4本のスプーンを比較対照用の紙ナプキンに包んで、ポケットにしまい込んだ。
火山と温泉と溶岩穴の見られるアイスランドは、荒涼たる美しさを持っていた。
世界の最上部に位置する(あるいはタウリの言うところの「氷の土地」に生きている)この国は、勤勉で、容姿の整った、堅実な国民の暮す国である。
デイックと私は、思いもかけぬ温暖な気候と親切で好意的な人々が、すっかり気に入ったのだった。

続く→


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