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「エイリアン インタビュー」その138検証とその先へ、モンロー研究所 (その先へ・臨死体験)

2018.03.24.20:31

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138です。




もしあなたが今回の人生を終えて、あちらの休憩所‥一応天国という事になっている向こうのガイドやヘルパーたちが作ったフォーカス27のような場所へ行ったとして、次の人生をまた地球でおくりたいと思うだろうか?

男性として、女性として、かの国の住人として、家族がテーマだったり、経済的に優位に立つことがテーマだったり、自由にほっつき歩くことがテーマだったり、支配がテーマ、いや「悪」ということは何だろうか?ということを知ろうとしていたりするだろうか?
それとも、革命家として地球のシステムをがらりと変えてしまうことに情熱を見出すだろうか?
あなたがどのようなテーマを選択し、それを生きようとしても、向こうのガイドは地球に空きがあれば、望みの人生を送るに近い状況を探してダイブさせてくれることだろう。

またもしあなたが、地球以外の、人間以外の、知的文化的、平和的な生命系を経験したいと考えれば、その場所に空きがあり、許可が得られればそこの住人になってみることができるだろう。
また広々とした大海の一滴になるような、宇宙の一部になる経験をしたいと思えば、それも可能だろう。
自分の限界が許す限り、遠くの海まで感覚を拡大させたり、深海を経験してみたりするような大宇宙の経験もできるかもしれない。

問題は、本人の選択にあるような気がする。
制限は己自身が設定してしまっているのかもしれない。
ドメインのエアルが語っていたような、「IS・BE」を摑まえて記憶を消し、都合の良いように再利用する…というのも行われているかもしれない。
しかし、すべてではないと思う。
地球の人間生命、何億人も記憶を消して管理する必要はない。
それこそ一部の人間生命を管理すれば、その者たちを管理者にすれば事足りるのかもしれない。

それとも、エアルが言っていたように、旧帝国の崩壊による、トラップバリアが徐々に無力化していっているのかもしれない。
あれから…約70年はたっています。
失われたドメインの士官たちによる革命‥IS・BEとしてのドメインの介入‥
ないとは言えないと思います。
現在、地球で進んでいる不可思議な出来事‥あたかも旧支配勢力が崩壊していくようにみえることも‥密かに何かが、進行しているように見えます。

そして、私たちが考えているより、あちらの世界の自由度、多様性は計り知れないと思う。

私の臨死体験の章で、赤い鳥居のゲートを抜けて、未来の自分であるらしき光の存在が迎えに来た時、私が、「死神」だと思ってののしり、逃げようとしたことを思い出してほしい。
あの時は、その場所に磁石でくっついているかのように動くことが出来なかった。
動くことが出来なくて、本当に幸運だった。
せっかく来てくれたお迎えから逃げてしまえば、きっと私は「浮遊霊」になってしまっていたことだろう。


^^^^^^

では138です。


第6章   内側と外側

では‥その欠けている「基本」はどこにあるのだろう。
それに、新しい方向と言うのは?
どちらも、巧妙に隠されているようだ。
まず、自分が本当にどういう者なのかを知り、はっきり定義することが出来れば、答えに近づけるかもしれない。

「人間精神」としての私達とは、自分の考えるところの存在だ。
他人の考えるところの存在でもある。
こうした内面的な自分は、肉体とはほとんど関係がない。
このことをもっと詳しく検討するために、人間精神の働きをありのままにとらえたモデルを作ってみよう‥もしお望みなら、実用的モデルを。
玉ねぎのように層をなしているモデルを思い浮かべて欲しい。
それを内側から外側へ向かって見て行くことにする。

〇核自我

これが人間精神に、元から備わっている本質的な部分である。
この核が一番内側にあり、ここでの私達は何の制約も受けない。
これまで体験してきたことの精髄そのものなのだ。
この核は、次のようなもので構成されている。

これまでの人生で体験したこと、意識して考えたこと。
これまでに味わった感情。
これまでに表現し、体験した愛。
これまでに見た夢、記憶のあるなしに関わらず。
苦痛と楽しみ。
白昼夢、願い、希望。
肉体を離れての活動、眠りなどで体験したことすべて。
前世で体験したすべて。
未確認の要素。

〇動物的な副自我

この層‥ここに存在する要素が、最も制御しにくい。
人間精神は、必ずこの層を経由して内面を発信するし、やはりこの層を経由して地球の生命系からのデータを受信する。
ここがフィルターとなって、色付けがされたり、歪みが生じたりする。
問題は、私たちがこの部分に頼らずには人間として、生きてはいけないと思っていることなのだ。
この層は生理学的に言うと、哺乳類の脳、爬虫類の脳、そして大脳辺縁系からなる集合体で構成されている。
ここに端を発する影響は、人間の生のほとんどあらゆる面に及んでいる。
ただあくまでも、ほとんどであって、すべてではないが。

〇意識的な心

次の層は、「自分の考えるところの自分」と定義できる。
といってもこれは、真の自分を知っているという意味では全くない。
自分の意識では、心の核のほんの一部分しか知ることは出来ないからだ。
したがって、かなりの歪みが存在する。

発信される情報は、動物的な副自我を通らなくてはならないからだ。
意識的な心は、全体としては正しいかも知れない。
しかし部分的に見ると、一つ一つの概念や習慣のせいで、核自我とは正反対の解釈をすることもあるのだ。
この層のほとんどは、他人の目に触れないように周到に隠されているが、それでもかなりの部分が自分の外面に出てきてしまう。
その力はとても強いので、防ぎようがない。
この層は、信念体系のせいで、一層複雑になっている。
多くの者にとっては、その複雑さは迷路のようだ。
はっきりと出口を見いだせないことが多くても、驚くにはあたらない。

〇人間精神の外面

さらに外側に位置する層は、自分が他人からこう考えられていると思う自己像である。
これは大いに混乱している。
一部は直観的に、非言語コミュニケーションで得られた情報だが、それが感覚的、分析的知覚によって得られた情報と混同されてしまうからだ。
この層は、新しい経験、新しい知覚を取り入れて、絶え間なく変化している。

この部分は、文化的なコンテクストに強く支配されており、ここで人工的な欲求や動機が生み出されるが、それは下手をすると、心身にダメージを与えかねない。
そのような欲求ばかりを追い求めて、まわりにただ翻弄されていては、実際多くの人がそうしているが、そういうライフスタイルに押しつぶされて、生き地獄に陥ってしまう危険がある。

〇人間精神の演技

さらに外側へ行くと、皮膚のような部分がある。
他人にこう思われたいという自己像である。
これは普通、いたって単純だ。
おもに周囲を取り巻く世界からの要請や欲求によって形作られ、それが、心の核から吐き出されてくる波や律動と可能な限り重ね合わされる。
自己表現は慎重に行われ、たいてい偽りの輝きで覆われている。
極端な場合、たとえ大きなストレスを受けても、内側の層の兆候を何一つ現わさないということもある。
そういう者たちは、仮面をつけたまま、いかめしくストイックに死を迎えるのだ。

〇人間精神の放射

一番外側の層は、他人の考えの中の自分である。
これは想像以上の大きさを持つ。
他人や他の存在が、時々でもあなたのことを考えるなら、そこで、そのとき、自分が存在しているのだと思えばいい。
時々でも頭に浮かぶ人がどれだけいるか考えてみれば、どれほどの回数になるか想像がつくだろう。
それに加えて、まだ単なる信念でしかないかもしれないが、もはや肉体には存在せず、どこか他のところであなたを思ってくれる人や、あなたのことを知っている人類以外の存在も勘定に入れなくてはならない。
自分がどれほど大きい、どれほどの存在なのかを知って驚くだろう。
この放射は、そもそも他人が受け止めるかぎりの自己像なので、核自我にあるものをほとんど反映していない。
偽装やフィルターが邪魔をするのだ。
しかし真の問題は、私達が他人の目をかなり気にしてしまう点にある。

人間精神のモデルは以上である。
さて次に、核自我だけに注目してみよう。
心のいくつもの層を通って外に現れてくる核自我のしるしを検討すれば、「異なる世界観」にずいぶん磨きをかけることが出来るだろう。

しかし、まがいものには気をつける必要がある。
地球の生命系に縛られているのに、核自我の偽物を山ほど作り出すものもあるからだ。
偽物はとても巧妙にできているので、地球の生命系特有の行動や動機は隠されている。
私達はついつい騙されがちである。

次のような事実を、やがて「既知」となるべき信念として受け入れるといいだろう。
つまり、地球の生命系は覚醒時の肉体的な意識では、必ずしもとらえきれないが、その中で生きていくために私達は個人として、また種としての目的を与えられているということだ。
人間精神が行動を起こそうとすると葛藤が生じ、地球の生命系に縛られた自我は、それを持て余してしまう。
私たちの心身がうまく機能しないのは、大体においてこの葛藤のせいではないかと思えてくる。
外面にあらわれる葛藤はあまりない。
人間精神の内部で争っている、習慣や動機という形がほとんどだ。

以下、精神の層を通り抜けて外面に現れる、核自我のしるしとなるものをいくつか挙げてみよう。
これらには、地球の生命系や動物的な要素とは一線を画している。
順不同で列挙することにする。


〇感情

あらゆる感情表現‥悲しみ、喜び、怒り、悲嘆、恍惚、憎しみ、高揚、落胆など、主観的で自発的な反応はみな、核自我の表れである。
大切なのは、まずこうした感情を味わってみること、その後で望み通りに制御、管理できるようになることだ。
地球の生命系では、幼いものを守ったりするような、単なる生存のための反応はあるが、それ以上の感情は存在しない。
こうした反応は、単に攻撃や防御が動機になっている。
それでも感情に類似したものがあるとすれば、所有欲や支配欲、嫉妬やプライドなどだろう。

〇共感

これは必ずしも似たような記憶や体験を持っていなくても、相手を評価し理解もするということである。
共感とは、肉体的な種という枠を越えて、一体感を覚えることだ。
共感とはまた、体験が各個人の学習の過程に、欠くべからざるものだと認める所から来ている。
それを認めれば、相手が自分で直面すべき問題に手出しは出来ないし、手出しすべきでもないとわかるのだ。
同情や思いやりは、共感のバリエーションであって、ある程度勘定の色付けがなされたものだ。

地球の生命系は、この領域を知りもせず理解もしない。
一番近いのは、群れを成す本能だが、これはあくまでも生存のための本能だ。
イルカについての最近の研究では、何らかの関連が見いだされる可能性もあるが。

〇微笑み

これも核自我のレベルから、直接あふれ出てくる情報である。
非言語コミュニケーションの一種であり、伝達と受容が並行して行われる、言語を介さない包括的な情報交換だ。
顔に浮かぶ表情は、自然とこれを反映したものになるー「わかっているよ、ちゃんと!」
地球の生命系には、これにあたるようなものはない。
一番近いのは、人間精神とペットの間に芽生える関係かも知れない。
動物が手をなめたり、のどを鳴らしたりすることだ。
しかし実際には、似て非なるものが横行している。

続く→
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「エイリアン インタビュー」その137検証とその先へ、モンロー研究所 (その先へ・臨死体験)

2018.03.16.23:47

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137です。


〇地球の生命系

有機的生命が出現し、多種多様な形に増え広がりだしたとき、各個体はすべてに優先する指令に従っていた。
‥「生存せよ」という指令に。
厳密に言えば、これは見事な秩序とバランスを保った相互依存と共生のシステムで、肉体的に生存せよ、と言う指令なのだ。
個体の生存は、種の生存につながる。

また別のレベルで言えば、地球そのものも、似たような指示を受けたのだ。
そう考えると、風や潮流や地震や火山活動などの現象に新たな光が投げかけられる。
こうした活動を通して、母なる地球は生命体の要求にこたえているのだ。
地上で優勢な有機生命体(人間)の精神、意識は、システムのこの側面に今はまだ気が付いていないが、地球自体はそれとは全く異なる意識のもとに活動しているといえよう。

「生存」は常にシステムの第一法則である。
生存するために、個々の生命体が日ごとの栄養を摂取する必要があった。
何らかの理由でそれが出来ない者たちは、突然変異を起こすか、死滅するかのいずれかの道をたどった。
原始の単純な生命体が多様な種に分化するにつれて、あるパターンが生じた。
大きくて動きの速いものは、動きの鈍い小さなものや動かないものが捕食するのに都合がいいと気づいた。
これに対抗して小さなものはより早く動いたり、頻繁におびただしく繁殖したりするようになり、それが出来なければ、当然の帰結として絶滅の道をたどった。
逆に動きの遅い大きなものは、小さいけれど動きの速いものたちが鋭い歯を持ち、一致協力する能力を備えているのに気づいた。

実際のところ、どんな生命体も他の者から完全に安全ではありえないのだ。
危険、危機、ストレス、そして死が、普遍的なパターンとして定着した。
地球の生命系に属する生命体は、危険が刻々と迫るとき、自分が生き残れないのではという恐怖に突き動かされて行動する。
闘争か逃走か、どちらかを選択するのだ。
やがてこうしたパターンとプロセス全体が広がっていき、現在、食物連鎖として知られるバランスが生じたのだった。

地球の生命系は常に、エネルギーを再生産できる、自己調整能力に優れた組織として機能してきた。
そこに見いだされる生命どうしの共生関係は、深く調べれば調べるほど、一層魅力的なものに思えてくる。
全体としての構造は対立をはらんでいるが、部分部分は互いに分かちがたく結びついているのだ。

地球の生命系を改めて検証してみると、競争と言うテーマが「生存せよ」という命令から生じているらしいことがわかる。
生命の各個体はみな、肉体の生存に必要なもの、食べ物、水、酸素、暖かさ、日光を求めて競争する。
これは地上や地中、水中や空中の居住空間に置き換えることもできる。
呼びかたは様々だ。
テリトリー、部屋、家、ねぐら、巣穴、猟区、私有財産、都市、国家。
生物はそのために戦い、そのために死ぬのだ。

しかし逆に、居住空間が、能力に応じて慎重に割り当てられていることも確かだ。
どの種も、各自に適した環境でしか生存できない。
水中や空中では、うまく機能する食物連鎖によってシステムのバランスがしっかりと保たれており、変化が生じるとしても些細な変動や微調整程度に過ぎない。
しかし地上では、バランスを保つのが比較的困難である。
そのため様々な種は、より急速な進化をとげ、生殖と生存の問題を解決する素晴らしい才能を発揮したのだった。
では今のところ、私が基礎とする事項をまとめておこう。

1、地球の生命系に参入するとき、すべての生命体は、おそらくDNAを通して、最優先の指令を刷り込まれている。
「生存せよ」、これこそ、生命系に存在するすべての個体の行動を支配している動因である。
目標は種の保存だが、これはまず各個体の自己保存と言う形で表現される。
この指令は特に肉体的な存在だけにかぎって適用され、他の合意はもたない。
成功とはすなわち肉体の生存だ。
失敗とはすなわち生存できないこと、肉体の消滅、死なのだ。
恐怖とはすなわち、生存できない恐れがあるということだ。

2、地球の生命系は、生命を維持するための栄養を求めて生命体同士が競争しあうという、非人間的なシステムである。
この競争は種と種の間でも、同じ種の個体間でも起こる。
その過程で、異種間あるいは同種の個体間の協力というものも生じる。
生存のために、しばしば協力が要求されるのだ。
それでも全体としてみると、これは捕食のシステムになっている。

3、肉体の生存に結びつかない意識は、すべて侮辱される。
感情表現はみな、生存と言う第一の指令とかかわりがないので、逸脱とされる。
ただし恐怖は、感情の一種とはみなされない。

4、この生命系の基本的なパターンは変化である。
静止はエントロピーであり、エントロピーは死である。
そのため常に不均衡が存在し、すべてのレベルで絶えずそれに応じた反応が生み出される。
対立と差異は、このシステム全体に通底する欠くべからざる原動力である。

私たちの異なる世界観によれば、地球の生命系は、食物連鎖による弱肉強食のシステムとみなされる。
これは通常の受け止め方とは異なるが。
たとえ複雑で混乱しているように思えても、このシステムは次のような単純な法則にのっとって、秩序だった動きをしているのだ。

出来る限り長く成長し、存在せよ。
生存に必要なものを得よ。
生殖によって、おのれの種を保存せよ。

この法則の適用には、制限も条件もない。
力、スピード、策略、鋭い感覚と反応ーどれもが大きな強みになる。
共生と寄生のパターンは大いに歓迎される。
だが、敬意、倫理、共感といったようなものは存在しない。
各個体は捕食者であって、そのプロセスは地球の生命系が存続する限り変わらないのだ。
捕食行動をとらずに生存することは、不可能ではないにしてもかなり難しいだろう。

〇異質な存在


地球の生命系のスムーズで効果的なプロセスの中で、ある生物に、異常なスパークが生じた。
他の何千という種のどれに起きてもおかしくはなかったのだが、何故この種だったのかは今のところわかっていない。
その変異によって、完全な新設計が生じたわけではない。
旧来のあり方に修正が加えられたのだ。
そのため、原始からの地球の生命系のパターンがすべて、この新しい個体にも根強く残り、一部しか制御されないままに受け継がれることになった。

この突然変異が持続するためには、それが一回限りではなく、いろいろな場所で起こる必要があった。
考古学者や人類学者の見出した証拠によると、生命系が生じてからの時間からすれば、異なる地域でほぼ同時に変異が起こったことがわかる。

変化をこうむったこの新種は、初期の段階では生存することが難しく、その姿形のせいで、特殊な生存方法をあみださねばならなかった。
頭以外にあまり毛が生えていないので、寒さや暑さ、他の生き物の牙や爪から身を守るために特別な行動をとらねばならなかった。
牙も爪ももたないので、身を守ったり、他を攻撃して食物を集める上でかなりハンデがあった。
しっぽもないので、攻撃を避けるための木登りもできないし、そのうえ、こっちの方が重要だが、しっぽを使った感情表現が出来ない。
4足ではなく2足歩行ということで、バランスがとりずらく、動きもぎこちなくなったし、もともと水平であるべき脊柱を垂直にすることになった。
そしてとうとう、動物の脳に新しい部分が追加されることになったのだ。
どことなく腫瘍に似ているが、これこそ決定的な違いをもたらすものだった。

他の動物たちはもっと大きかったり、早く走れたり、強かったり、木登りもうまかったり、自然に逃げたりするし、様々な自然条件にも楽に耐えられる体をしている。
それに対してこの新種は、何世代もの長い時間をかけて、その不器用で非実用的な肉体で生き延びるすべを知って行った。
次第に、自分たちは他の動物とは違うのだという理解が生まれた。
しかし彼らが、あるいは彼らの一部が、自分は単なる動物の新種以上のものなのだと気づくまでには、さらに何十万年もの時を要した。
だが今でもなお、自分たちのことをただの知性を持った動物にすぎないと考える者もいるのだ。

地球の生命系に生じたこの新しい要素は、破壊と混乱をもたらした。
この種は、他の生物と同じ衝動や、動機、限界を備えていたが、さらに身体の大きさと能力が制限されていた。
しかし比較的短期間で、他の全ての生物を支配するようになったのだ。
その支配が及ばないのは、地球のエネルギーそのものだけだった。
地、空、水、火という基本パターンはほとんど支配されず、従来のままだった。
この征服には、かなりの代価がともなった。
この新しい種は、実質的に全精力を地球の生命系に注ぎ込んでしまって、その背後に潜むものを直接知ろうとはしなかったのだ。
それで、地球の生命系という現実的な概念ばかりにとらわれることになってしまった。
とはいえ、現世の知識に心を奪われ、その蓄積を武器に戦いを挑んでいく姿の中に、この種の持つ最も本質的な特徴があらわれている。
それは、生命系とは相いれないような精神、意識だ。

他の種に打ち勝つ手段をあみ出しながら成長を続けていく精神は、元来の「生存命令」を、不合理なまでに拡大した。
どう考えてみても、生存のための必要とはみなせないところまで。

ある段階で、この新しい種は自分に人間という呼び名を与えた。
人類、ホモサピエンスである。
早いうちから人間精神は、受け継いだ遺産から多くを学び取っていた。
群れをなして協力し合う動物の本能が、非常に役立つとわかったのだ。
子どもが自立できるようになるまで面倒を見る動物から、つがいの方法が採用された。
集団で狩りをするようにもなった。
統制のとれた協力は、他の動物との競争を有利にした。
そうしてこの種は、地球の歴史上、最大の捕食者にまで成長し、生存競争のプロセスから芸術や科学やスポーツといったものまで生み出した。

動物的なリーダーシップの概念は、早い段階から理解されていた。
はじめは、最も強いものが指揮をとった。
やがて狡猾さ、頭の良さという精神的側面が加味されるようになった。
リーダには、真っ先に女性や、洞窟や、獲物の一番いいところをとる権利があった。
そのため、誰がリーダーになるかという競争は、精神的なものになっていった。
動物の群れでもそうだが、通常、捕食の対象は異なる種ということになった。

歴史を通じて、人類がある程度の大きさの集団を作るようになると必ず、神の概念が顕著な要素として登場してくる。
そのわけを簡単に説明してみよう。

人間精神が成長して大人になると、親のような存在に頼ったり、叱られたり、助けてもらったり、決まりを作ってもらったりすることが出来なくなる。
それで、その代わりになるものを呼び出すというわけだ。
だから、神や神々を必要とするということは、当然の論理的帰結なのだ。
私達は子供時代、自分の父母の権威の下で成長する。
父母は私達をつくった力と栄光を直接、体現しているのだ。
成人して自分が親になると、この役目を引き受けてくれる、もっと大きな父か母を求め、夢見るようになる。
神の概念は実に都合よく未知のものに説明をつけ、追いたくない様々な責任から解放してくれる。

しかしその代償として、権威の大部分を放棄しなければならない。
そして成長を続ける人間の自我が、自分は誰よりも何よりも偉大な存在だと主張するとき、そんな権威の放棄は受け入れがたいものとなる。

「未知」なるものを整理して「既知」の範疇に入れるために、人間精神は別の方向にも向かった。
反復可能な直接体験を取り上げ、因果関係の法則を用いて「知識」に変え、それを父から息子へ、母から娘へと伝えたのだ。
やがて話し言葉で伝えていたものが書き言葉になり、次第に学校というようなものも生まれた。
比較的最近になってようやく、未熟で単純なものではあるが、「知識」を求めるプロセスが確立され、「科学」という名称が与えられた。

時が経過するにつれて、支配者になりあがった人類は、捕食のプロセスを、ただ食べるために殺すという基本からは程遠いものに変えてしまった。
自ら規則や法を定めたが、それはしばしば地球の生命系とは対立した。
恐怖は依然として、重要な駆け引きの手段であった。
貪欲や利己心、性的欲求のような大きな要素も同様である。
しかしゆがめられ、色合いを変えつつも、異質な考えが浸透していったのだ。

この異質な人間精神は、地球の生命系とは全く相いれない要素を、繰り返し表現し、主張し始めた。
まず第一に、同じ種の仲間に対する思いやりと共感。
第二に、他の種にものに対する思いやりと共感。
第三に、好奇心、そして生命系に属するすべてに課せられた制限への不満と疑問である。歴史や哲学の分野には、好奇心にとりつかれた探求者や、疑念に駆り立てられた人間精神が数多く存在する。
昔から今日に至るまで、ほんの一握りではあるが、時間と労力を費やして物事をじっくり考えることのできる人間精神が常に存在してきたのだ。
そういうものたちは、生存のための努力など、すでに超越してしまっている。

そういう者はどのくらいいるだろう?
千人に一人?一万人に一人?十万人に一人か?
こうした人間精神は、どうしたら他の人間から搾取できるだろう、この世で金儲けができるだろうと考える代わりに、好奇心と疑念を抱いて人間を探求し、地球の生命系を越えたパターンを見出そうとしたのだ。
自ら共感できる答えを見出し、それを他人にも伝えた。
そのメッセージとは、「人類は、地球の生命系に生きては死ぬ単なる動物以上の存在だ。」というものだった。

しかしこれまでのところ、結果として生み出されたのは、希望や信仰や、罪の意識や単なる信念や、やむを得ず「愛」という言葉でひとまとめにされている表現しきれない様々な心の働き、といった程度だ。
そのため全体として見れば、人類は満足せず落ち着かない状態のままだ。
というわけでこれが、今、私たちの属している地球の生命系であり、人間精神の現状なのだ。
これが「既知」の知識であり、現在の科学的世界観によれば、私達はここからスタートするのだ。
しかし、欠けている「基本」とは、何なのだろう。
だんだん光は増してきたけれども、まだ見えてこない。

続く→

「エイリアン インタビュー」その136検証とその先へ、モンロー研究所 (その先へ・臨死体験)

2018.03.16.23:40

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昨年は母が89歳で亡くなりました。
現在、夫の両親と同居なのですが、義父は91歳でだんだんと弱っていました。
ヘルパーさんの助けも借りながら、家で何とか暮らしていましたが、ついに義母がギブアップしました。
ある夜、眠れない義父が、「かあさん、かあさん、かあさん!」と自分の亡くなった母を呼び続け、「あと2~3日で行くから。」などと言うようになり、義母自身がまいってしまい、同時に血圧が200くらいになって、介護タクシーを使って病院に連れて行って、そのまま入院させてもらいました。
医者が言うには、「こういう妄想、幻覚が出るようになったら、長くはないと覚悟しなければなりません。」と。

夜中に、亡くなった自分の母親を呼んでいる事態で、「お迎えが来たのかな…」と思う身内なのですが、医者はこれを幻覚、妄想と判断するようです。

入院してからは、安定していますが、お見舞いに行くと、毎日行っていないにも関わらず、
「毎日お見舞いに来ているしょ。」とか「歩いて家に帰っている。」とかのまじめな発言が飛び出します。
面白いのですが、恐らく、夢と現実が混同して混じってくるのだと思います。

自分も死にかかった時、別の現実が非常に3次元の現実と遜色なくリアルであったことを思い起こし、だんだんとあちらの現実のほうがリアルになって、ついにあちらに引っ越しをなさるのだなあと想像したりします。

スピリチュアルで、多次元同時存在などと言う言葉がありますが、そのような感じになるのかもしれません。
義父はある意味、楽しそうです。

私達もいつかは‥真実を知る日が来るのですが、恐れることはない・と思ったりしますね。




その136です。


幾晩か後、私はまたインスペックとの接触点に焦点を合わせ、いつものテクニックを使った。

明るく輝く姿は、じっと動かずに私が近づくのを待っていたが、初めて出会ったときにはあれほど耐え難かった放射が、今ではなじみ深く心地よく感じられた。

初めての時に感じたあの畏怖の念は覚えている。
もう少しでひれ伏して、恭順の意を表すところだったのだ。

「でもそうしなかったね。その代わり、握手をしたね。」

「そうだよ。ほかにどうしたらいいのか、わからなかったから。」

「チューニングがうまくなったね。振動の調整なんか、もう必要ない。私の言う事もはっきり理解できるし、思考も明晰だ。」

「それにやっとあなたの明るい光にも、ひるまずにいられるようになったよ。」

「面白いね。私から見ると、君も同じような放射を持っているのに。」

「心を読む…あなたが私の心を読むという事。あれにもなれなくちゃならなかったな。」

「君だって私の心を読んでいるよ。私が君の心を読むようにね。」

「それじゃ、この世界の変化に、私が心を奪われているのがわかるだろう?」

「もちろん。でも、それは私たちの管轄ではないんだよ。君たちの言葉を借りればね。」

「でもこういう出来事を、どう説明したらいいんだ?私の属する世界では、説明が要求されるんだよ。たとえ理解してもらえなくてもね。」

「もう答えを見つけ始めているじゃないか。どんな困難があっても、素晴らしい報いが待っているよ。」

「私が読み取った以上のことを知っているんだね。何か理由があって私には教えられない、さもなければ教えようとしないんだ、どうしてだい?」

「確かに理由はあるよ。君の言い方を借りれば、私たちが話すことは君にとって、単なる信念にすぎないということさ。信じる・のではなく、求めているものを知る・ことこそ重要なんだ。そんなふうに知る・ということを、私達が何とかすることは出来ないからね。」

「つまりそれが何であれ、自分で経験して、自分自身で知らなくちゃならないということかい?」

「その通りだよ。」

「でも私が出会っているもの…それに、これから出会うものについて、何もかも知っているんだろう?」

「あるところまではね。それ以上に、私達も情報を得ることは出来ないんだ。その理由はすぐにわかるようになるよ。」

「あなたたちは何もかも知っているのかと思っていた。誤解していたよ。」

「君は別の知識を求めるようになって、進む道が変化しつつあるんだ。新しい方向を目指すようになるんだよ。私達はもう、今のような形では会えなくなるね。」

「何だって‥どういうことだい?」

「君の望むものを手に入れるためには、別の形をとるしかないんだ。君は十分、その準備が出来ているよ。」

「しかし、わからないな…私は何かいけないことをしたのかい?間違ったことを?」

「その逆さ。君の言葉で言えば、このコートも手袋も、君の必要には合わなくなったということだよ。」

「あなたからは、もう卒業だっていうのかい?そんなことはありえないよ!」

「私達はいつもそばにいるよ。そのことに変わりはない。でも、君の目指す方向が変わるんだ。このようなコミュニケーションは、もう必要なくなるんだよ。」

「方向が変わる?でも、どうしたらそんなことが出来るのか、わからないよ!」

「もう、すでにそうなっているよ。君のいう故郷から、一人で戻ってこられただろう。それを学んだんだよ。変化が可能になるように、方向を変えたんだ。確かにに覚えたはずだ。もうそれを使っているんだから。」

「つまり肉体から出て、肉体へ戻る、あの方法のことかい?スローモーションのように?私がクイック・スイッチと呼んでいるやり方かい?」

「その通り、でもそれだけではないよ。まだ基本・というものが残っている。君なら必須の知識・とでもいうかな…それをこれから、発見し究めていかなくてはならないんだ。良い旅を願っているよ。」

「でも‥また会えるのかい?」

「ああ、でも今みたいにこの場所で会うことはないよ。」

「何を‥何を言ったらいいのか…どう考えたらいいのか…」

「何も言わなくてもいいし、考えなくていいんだよ。」

輝いていた光が、瞬いて消えた。
永遠とも思える時間、深い暗黒の中、私は一人ぼっちで待ち続けた。
そして悲しく混乱した気持ちのまま、ようやく戻る決心をした。
喪失感は耐え難いものだった。
そして‥まだ欠けている基本?
新しい方向だって?
しかし、孤独な私には、それをどう探したらいいのか見当も付かなかった。


第5章   再検討と再編成


はじめのうちは、インスペックの友人をなくして、もう立ち直れないような気がした。
私はやけになって何度も接触点を訪ねてみたが、そこには何もなかった。

まったくのからっぽで、エネルギー放射のかけらさえ存在しなかった。
見捨てられてしまったという寂しさ、目的を見失った不安感は耐え難いものだった。

こうした憂鬱が日常生活に侵入するのをおしとどめるのは難しかったが、やがて何とか少しは対処できるようになった。

インスペックとの関係がどうやら解消されたらしいことから、彼らの一員になるという私の目標も色あせた。
しかし、決してそれを忘れてしまったわけではない。
日々疑問がつのるにつれ、私は徐々にバランスを取り戻していった。
そして助けになってくれるものが見つからないので、一人で問題を抱え込んでいたのだ。

私は新しい方向・を目指すはずだったのだが、それがどういうことなのか、何も考えも浮かばず、手がかりも得られなかった。
これと切り離すことにできない疑問が、もう一つあった‥私に欠けている基本・とは何なのだろう?

しかし一つだけ、確かなことがある。
その方向がどんなものであれ、好むと好まざるとにかかわらず、学習を進める過程でそれを避けて通ることは出来ないということだ。

私はもう一度、基本・に目を向けてみた。
基本・とは、いったい何だろう?
何かが私の「異なる世界観」に欠けているのだ、と私は悟った。
こうなったら基本・に立ち返って、何が足りないのか探すしかない、選択の余地はなかった。

欠けている基本・を求めて未知の領域に分け入る前に、まずは十分に検証済みのしっかりした基盤を確保しておく必要があった。
まず、第一の優先事項として、今とここ、肉体の生について、哲学的、情緒的にならずにはっきり理解しておくことが必要だった。
これこそが確固たる基礎となるはずだ。
こうしたことを念頭に、私は腰を据えて自分の考えを整理してみることにした。



続く→


「エイリアン インタビュー」その135検証とその先へ、モンロー研究所 (その先へ・臨死体験)

2018.03.12.22:05

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最近、UFOの写真を写していない…なんだか精神的に余裕がないようだ‥
カメラが壊れたのもある‥別の家庭用のカメラではズームがあまりきかなくて、写りがよくないので、カメラを持つ気持ちになりにくい。
新しいカメラを買うか、修理に出すか考えている。
どちらにせよ、街中へ出かけないといけないのでおっくうになる。
では、全くUFOを見ていないのか、というと見ていたのである。

先日、苫小牧へ出かけた。
千歳を通って36号線をひた走る。
このエリアは、千歳空港と自衛隊基地があって、空を飛ぶものが必ず目に入る。
そのためか自然と空を見ることが、運転していても多くなる。
しかし…たまに不思議なものを見る‥
もしかして、自衛隊の公表されていない、ステルス機だろうか?
というものもあった。
そういう場合は写真を撮らない。

ところがこの日は、考えられないものを見た。

36号を走っていて、航空機が数機飛んでいるのを見て、今は、航空機もエンジンから白煙を吹いたりしないんだよなあ…と思い、白煙を吹いて飛んでいるのは、ケムトレイルか、フェイクの飛行機かあ…なんて考えつつ運転していて、ひょいと前を見たら、眼鏡が飛んでいたのである。
いや‥眼鏡の二つのレンズがくっついた形状のものが、前方へ消えていこうとしていたのである。
慌てふためいて家庭用のカメラでズームしようとしてあたふたしていたら、電池が外れてしまい、押し込んでいるうちに見えなくなった。
残念ながら写せなかったのである。

丸眼鏡の形状の航空機が前方に消えていく。
距離から考えると、きっと実物はトラックもゆうゆうと積める大きさに違いない。
私は輸送機だろうと考えた。
眼鏡のレンズ状の部分が積み荷を乗せる入り口で、きっと、戦車など大きなものがたくさん積めるに違いない。
帰宅して、航空機の輸送機を検索してみた。
しかし、輸送機で、ダブルのものを見つけることが出来なかった。
背後から見た場合に、眼鏡のレンズのように見える航空機はなかった。
あれは、何だったんだろうか?


2/6 追記
今、北極熊さんから「F15の双発機では?」と言うコメントが入り、さっそく画像検索をしてみた。

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そうそうこんな風に、後ろから見て丸メガネのようだった。
しかし、私がUFOかな?と考えたのは、翼の部分は見えなかった…丸メガネの排気口のみ見えたということになります。
見た感じでは、円筒が二つくっついた形のものが前方に飛び去って行った‥というイメージでした。
そして円筒部分は白銀色でした。
もし、F15がステルス機能を持っているとするなら、納得できます。
あたかも‥千歳空港から飛び立ったかのような戦闘機が、つまり隣が自衛隊基地なので‥上昇しながらステルス化し、機体が消えて行って、ライトのみが見えながら飛び去ったというのを見たことがあります。
その状態で見るとUFOと思うかも知れません。
動画をとるとわかりやすいですが、国防上まずいですよね?
自衛隊機だとそう思って撮影しません。

^^^^^


では135です。



「うまくやれたね。だけど、まだ別のことが気にかかっているんだな。心の奥に隠れていた願いをいま、形にしようとしているんだろう。」

「うん…会ってみたいものがあるんだ。わかると思うけど。」

「物質的な地球で、君と同じ時系列に属する、最も成熟し、進化した人間だね。」

「そうなんだ。可能かな?」

「ああ、でも期待通りの結果にはならないかも知れないよ。」

「試してみたいんだ、それでも。」

「案内しよう。」

私は闇の中を、小さくなっていく光の渦を追って進んだ。どれほど経ったかのかはわからない。
突然、私はとある部屋の中にいた。
家具は椅子と安楽椅子が何脚かとテーブルが一つといった程度の、ごく普通の部屋だ。
二つの大きな窓から陽光が差し込んでいる。
外には背の高い木立があるようだ。
地球のどこであってもおかしくない光景だ。

部屋の片隅に机があって、一人の人が座っていた。
男性か女性かはわからない。
顔も体つきも、どちらともつかない。
顔に皺はほとんど見当たらず、髪は明るい褐色で、耳のあたりまでの長さ。
年齢は、私の見る限りでは、30歳から50歳の間。
着ているものは簡素で、白いシャツに黒っぽいスラックスだった。

しかし私が圧倒されたのは、その人物の発している何かだった。

ありとあらゆる人間的な感情のこもった、明るい春の陽ざしを浴びているかのような気がした。
それは、ほとんど抗いがたい力で迫ってきたが‥それでいて、なじみ深い感じもあった。
全くバランスがとれていた。
一瞬、男性だと思っても、次の瞬間には女性だと思われる。
真に均整のとれた存在‥彼・ヒーであり、彼女・シーである者。
「ヒシー」だ!

放射が途絶えた。
ヒシー‥何にせよ、呼び名は必要だ‥は、顔を上げた。
双眸は底知れない深さをたたえており、何の表情も見いだせなかった。
完璧な抑制だが、なぜそのような自制が必要なのか、私には理解できなかった。

唇は動かなかったが、私には聞こえた。
期待していたものだった。
私にもわかる暖かなクスクス笑いが聞こえたのだ。


「ヒシー?そんな呼び名は初めてですよ。」

「馬鹿にするつもりはなかったんです。どう呼んだらいいか、わからなくて。」

「どんな名前でもかまいませんよ。ところで、私が本当にお力になれると思いますか?」

「ずっと助けていただきたかったんです。」

「どんなことでですか?」

「2、3の質問に答えていただきたくて‥」

「私の答えがどんな役に立つというのですか?」

「いや…わかりません…」

「あなたは他の人には、自分で自分の答えを探せと言っているじゃありませんか。どうして自分だけ、他の人に答えをもらおうとするんですか?」

これにはグサッときた。
手の内を見透かされた感じだった。
「おっしゃる通りですよ。私が本当に興味あるのは、実はあなた自身の方なんです。質問に答えてもらう事ではなくてね。」

「私は統計上、たった一人の存在です。百万に一つと言う珍しいタイプなんです。私を見つけ出すなんて、あなたのお友達はたいしたものですね。」

「あなたは西洋人のように見えるけれど、地球上の誰も、あなたの存在を本当には信じないでしょうね。でも、私達は前に会ったことがある‥一度だけ…そうじゃないですか?」

「ほら、あなたは自分で質問に答えていますよ。」

「しかし、あなたは、肉体の生を一度しか生きていませんね。他の者のように転生してはいない。でも‥どうしてこんなことがわかるのだろう?」

「あなたは私の心を読んでいるのですよ。」

「ほんの一部、あなたの許すところだけ、ですね。一回の人生で、1800年も生き続けるなんて!どうやって保つのですか?若さを?」

「始終仕事を変えているのです。そうすれば、誰でも若くいられますよ。こんな答えでいいですか。」

「素晴らしい!こんな風にお会いできて、じつに幸せですよ!今は何の仕事をしていらっしゃるんですか?そういう言い方で良ければだけど。」

「世話役とか助力者と言うようなものですよ。どっちでも好きな方で呼んで下さい。」

「あなたほどの能力があれば、今この瞬間にも、出来ることが山ほどあるでしょうね。」

「いつも忙しくしていますよ。」

「どんな?いや、自分で読み取れる‥救急車を運転したり、深夜にバーテンダーをしたり、精神科のカウンセラーをしたり、‥今は、大学に歴史を教えに行くところですね。ほかにもまだあるな。」

「人が好きなんですよ。」

「待てよ…ハリスヒルでグライダーを飛ばしたことがあるんですね…思い出したぞ。あそこで会ったんだ!」

「ちょっと気晴らしをしていたんですよ。」

「あなたはどこで食べたり、寝たりしているんです?」

「そういったことはずっと前にやめてしまいました。」

「あなたの歴史の講義は素晴らしいだろうなあ。」

「楽しませようとしたり、混乱させたりですよ。矛盾しているんです。」

「次の仕事、‥次はどんな仕事をするんですか?」

「世話をする仕事ですよ。当然ながら。異変・を起こすんです。
あなたがなさっているようにね。この本や、あなたが普及させている精神変革プログラムのように…人々の人生に異変をもたらすんですよ。
さあ、そんな質問ばかりしていないで、そういう世話に必要なものや目指すべきことについて、私から読み取ったらいかがです?
あなたがロートと呼ぶものを差し上げられますよ。共産主義でもなく、資本主義でもない将来像についてね。」

「そんなものは実現不可能だと言われていますよ。」

「だからこそ、努力の甲斐があるんじゃないですか。世界中の人類が力を合わせなくてはなりません。様々な宗教や民族や政治信条や武力にはよらずとも、皆が必要性を認識しさえすれば実現していくことです。」

「必要性といっても、難しいですね。世界の形が変わらなきゃダメなんじゃないかな。」

「だから時間はかかるのです。その時は来ますよ。」

「しかし世界中どこでも、人間は、どんなことについても意見の一致を見たためしはないからなあ。」

突然、以前感じたことのあるものに似たエネルギーの波が、私を襲った。
それが薄れて行ったとき、私には、そのロートが納まるべきところに納まり、時が来ればひも解くことができるのだとわかった。

ヒシーにもう一つ聞いておきたいことがあった。

「時間のあるときに、私たちの仕事のエネルギーを調整してもらえませんか。必要なんです。」

「あなたが本当に必要としていることではありませんね。でも、出来る限りのことはしましょう。」

「肉体の姿で?」

「もちろん、でも、私だとはわからないでしょう。」

「見抜くように努力しますよ。」

「でしょうね、アシャニーン。いつでも力になります。でも私がその気にならなければ、あなたは私を二度と見つけることは出来ないでしょう。さあ、もう大学へ行かなくてはならない時間です。」

「本当にどうもありがとう。またすぐ会えますか?」

「いや、当分の間はね。」

世話役のヒシーは向きを変え、後ろも見ずに出て行った。
仕方なく私は、インスペックの友人を探したが、放射は見当たらず、位置を定めることが出来なかった。
肉体へ戻るべき時が来たことを知り、無事に帰還を果たした。
戻ってきた私は、体を起こして両腕を伸ばし‥とそこで、突然手がかりをもらったことに気が付いた。
ヒシーは私をアシャニーンと呼んだのだ。
(インペックたちがモンロー氏にこの名を与えている。)

それともあれは、単なるおふざけで、私をうまく惑わせるための言葉だったのか?
今や私は、訪ねてくる見知らぬ人たちに、いちいち注意を払うようになった。
このことで賭けでもしておけばよかった。

この経験の後、以前にもまして、質の良い確固たる情報が必要であることを知った。

続く→


^^^^

どうやら…
時間がかかっても、私たち地球人は、共産主義でもない、資本主義でもない、今よりもはるかに平和で現実的な社会体制へと、移行していくことができるようだ。

「皆が必要性を認識しさえすれば実現していくことです。」「だから時間はかかるのです。その時は来ますよ。」

そう言っていますねえ‥どの世代がその現実を見ることが出来るのでしょうか?
しかし…希望が持てるということです。
今の混乱は‥過渡期と受け止めて、未来に希望をつなぐことが出来るように思えたら、素敵ですね!

「エイリアン インタビュー」その134・検証とその先へ、モンロー研究所 (その先へ・臨死体験)

2018.03.12.21:57

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134です。

永遠とも思える時間‥それともほんの一瞬だったかもしれないが‥前方を行く光の点を頼りに暗闇の中を進んだ。
それから、鮮やかな色彩の爆発が起こった。
色の粒子が、いくつかの不規則な形を作っているようだ。
まずは明るい緑‥それに黄色‥それから私は明るいオレンジ色のものに引き込まれた。
そのオレンジ色が私を押し包み、ぎゅっとしめつける間、じっとしていた。
もがこうとはしなかったし、恐れる気持ちもなかった。
すでに多くのことを学んでいたからだ。

突然、連続する電気ショックのような拍動が意識に伝わってきた。
耐えがたいものではなかったが、苛立だしく有無を言わせぬ感じだった。
私には、一種のコンピューター言語のような、二進数コードとしか受け取れなかった。
しかし、コミュニケートしているのは生命体だ、そういう確信があった。

拍動は続き、私の頭の中に響いていた。
意味を読み取ることが出来なかったので、こちらから貧弱な非言語コミュニケーションを試みた

我々の太陽系のモデルを思い浮かべ、第三惑星から出て、ここに至る矢印を心で描いた。
これに対して、長く連続した拍動で返事があった。
それは原始的なモールス信号を思わせたが、言葉に訳すことが出来なかった。
しかし私の心が慣れてくると、映像が浮かび始めた。
‥燃える太陽があり、矢印がそこから出ているのではなく、その中を指している。
そこが私たちのいるところなのだろうか?
拍動が止まった。
次いで短いパターンが繰り返された。
これは肯定‥イエスという事か?
同じパターンが繰り返された。
どうやら、そう考えてもよさそうだ。
私の肉体の映像を形作って相手に送り、上がり調子の抑揚をつけた。
今度は違ったパターンが返ってきた…否定だな、と私は考えた。

「ノーという事かい?私と同じ種族に会ったことはないのかい?こういう者たちに。」
私は、一段の男女の映像を精一杯伝えて見た。
答えは否定だった。

「私が誰で何ものか、興味はあるかい?」
これも否定。

「でも私のいう事はわかる。」
今度は肯定。
私の解釈が正しければだが。

「だけど、私は君のいう事がわからない。イエスとノーしか。」
否定。

「私にわかってほしいかい?」
否定。
「それじゃ、離しておくれよ。君のエネルギー場から出ていくから。」
拍動は速度と大きさを増し、それから消えて行った。
急激な移動らしきものを感じ‥私は深い暗闇の中、光を放つインスペックの友人と共にいた。

「君がコミュニケートしたのは、全体のごく一部に過ぎないんだよ。」

「つまり指の一本みたいなものかい?」

「いい譬えだ。」

「指一本じゃ、大した人格はないなあ。」

「しかし、そういう存在と実際にコミュニケートする者もいるんだよ。」

「私にそんなことができるのかなあ。」

「出来るはずだよ、望みさえすればね。」

「私の持病だな…この好奇心と言うやつは。
教えてくれないか、私とコミュニケートしてくれる、非人類の肉体的存在っていうのはいるのかな?」

「私のことは、肉体的存在ではない人類だと思っているんだね。」

「なぜか感じるんだよ。あなたはかつて肉体を持っていたんだって。今は違うけどね…肉体をもっているにしては自由すぎるもの。あなたは前に人間だったことがあるなんてちっとも言わないけど、実はそうだったんじゃないかと思えてしまう。
第一ユーモアのセンスがある。少しずるくて皮肉っぽいけど、確かにユーモアだ。とっても人間的だよ。」

少し間があった。
インスペックの光は、束の間、明滅して見えた。
「もう肉体に戻る必要があるね。」

「うん、戻った方がよさそうだ。ツアーのガイドをありがとう!」

「どういたしまして。」

私は肉体に戻った。
いっぱいになった膀胱をからにするために。
信号‥私のための信号は、まったくもって平凡だ。
人間であるという事は、なんとちっぽけなことなのだろう。
それでいて、なんと楽しいことなのだろうか!


第4章   歓呼と別離

私の好奇心は、なおも飽くことを知らなかった。
新しい経験が待ち遠しくてうずうずした。

しかし、願うことが何でも叶えられるわけではないこともわかった。
そのころ、近所に住む男性が心臓発作で死んで‥この世を去ってと言う表現の方が好みだが、‥その人の家族から、彼を探して接触できないかと尋ねられた。
次にインスペックの友人と会ったとき、助力を頼んだのだが、今回はそのような面会は不可能だと言われた。
ロートの形でレポートをもらえただけだったが、この状況では、それで満足することにした。

続いて、すぐにまた新たな疑問が心に湧いてきた。
私自身がここで、肉体として送っている「生」に関わる疑問だった。
私はインスペックに、人類ではない非肉体的な知性体で、たやすく話ができる者に会わせてもらえないかと聞いてみた。
いささか驚いたことに、友人は案内を申し出てくれて、私達は闇を抜けて出発した。
あっと思う間に、私達は星をいっぱいに散りばめた宇宙空間に来ていた。
すぐ下には我々の月と思われるものがあり、さほど離れていないところに、巨大な青と白のマーブル模様の球体、地球が浮かんでいた。

私はあたりを見回した。
非人類の超地知生体はどこにいるんだ?
質問を読み取ったインスペックは、振り向いて上を見てごらんと言った。

私は唖然とした。
ほんの5~6m上に、何キロもの長さに見える巨大な丸い円盤型の物体が浮かんでいるではないか。
よく言う典型的な「空飛ぶ円盤」だが、その何千倍も大きい。
信じがたいほど大きい。
‥しかし、そう思っているうちに、それはたちまち直径60メートルほどに縮んだ。

底部にあるドアがスライドして開き、一人の男‥きわめて人間らしい外見の男が現れ、歩いて‥そう、歩いて、私の浮いているところへ近づいて来た。
近くに来ると、その男が誰なのかわかった。
小柄で丸々と太った落ちぶれ紳士と言う風情で、赤い団子鼻、口元には含み笑いを浮かべ、グレーのシルクハットをかぶっている。
若いころに好んで見た、喜劇映画によく出ていたスター、W・C・フィールズに生き写しだった。

この複製、投影、ホログラム‥なんでもいいが、それは、やはりフイールズとそっくりのイントネーション、話し方で口をきいた。
そして私を船内に招待してくれ、大きなドーム型の部屋らしきところに案内してくれた。
壁には、私の知っているありとあらゆるコメディアンの写真が貼ってあった。
知らないコメデイアンのものは、さらにたくさんあった。
何千と言うジョークの落書きや風刺漫画もあった。
彼はこういったものをみな、積み荷と呼んだ。

私は心の中で質問を組み立てた。
「積み荷?積み荷っていうのは、どういうことなんだい。それに。」と私は続けた。
「その扮装は止めてもいいよ。私はあるがままの君を受け止めるから。」

「本気で行って下さるんですね。でもあなたさえよけりゃ、このままでいますよ。人間らしい考え方をするのに都合がいいもんで。それとも、他の誰かの方がお好みですかな。クルーチョマルクスとか。」

「いや、いや。そのままでいいよ。教えてくれないか、いったい何をしているんだい?こんな地球くんだりで。」

「そりゃ、あなた、私は輸出業者ですから。」

「ふうん、地球の私達に入用なものっていうのは何なんだい?この宇宙船は別にしても。」

「言い方を間違えましたかな。地球から輸出しているんですよ。地球へじゃなくてね。」

「いったいぜんたい地球にあるどんなものが、君たちにとって価値があるって言いうんだい?君たちの方が、明らかに技術が進んでいるじゃないか。思念でコミュニケーションもできるし。私たちのところには、君たちが欲しがったり必要としたりするようなものは、何もないよ。」

彼は鼻をかいた。
「ええ、旦那。そりゃあ手に入れるのは簡単じゃないんです。でも、ちゃんと手に入りますとも。旦那、ちゃんとね。私達にはないものなんです。それがどんなに価値のあるものか、想像もつかないでしょうな。それをもっていなけりゃね。」

「何を持っていなければ、だい?」

「そいつを長年集めているんですよ。一時は稀になってましたがね、このところ盛り返してきましたよ。」

「わからないなあ。」

「それを解するためには、文明について知らなくちゃならないってこともあるんでね。そこが、悩みのタネですよ。」

「やっぱりわからないなあ。」

「あなた方人類が持っているんですよ。あなた方が物質界と呼んでいらっしゃる場所で…他のどこでもですが‥人類以外のものにとって、たいそう貴重で価値のあるものなんです。凄く貴重で価値があるんですよ、旦那。私はそれを集めるスペシャリストなんです。おや、まだわからないんですね!それじゃ、説明しましょう。」

「頼むよ。」

「百万に一つと言うくらいの、貴重なものなんです。それをあなた方人間が持っているんですよ‥ユーモアのセンス!ジョーク!楽しみ!
重荷にあえぐ精神システムにとって、最高の強壮剤なんですよ。それを使えば、必ずと言っていいほど、緊張やプレッシャーが自然と消えちまうんです。」

「それじゃ、君は、私たちのところを回って、探しているっていうのかい?最新の‥?」

「ご名答!あなた方人間は、私らの収集船をたまに見かけると、間違った考えを抱くみたいですがね。私らのことで、UFOのジョークなんてのまで作っているんですからね!
こっちは、見聞きしたいだけなんだ‥ただそれだけですよ。おかしな悪ふざけなんてとんでもない!ただ学んでいるだけでね。さてと、失礼させていただけますか、旦那。もう行かなくっちゃ。」

突然私は宇宙船の外に出ており、船ははるか彼方へ、急速に小さくなっていくところだった。
私はインスペックの友人の元を目指した。
友人は深い暗闇の中で私を待っていた。
さて、これで、少なくとも一つ、人類がユニークな特質をもっていることが分かった。

続く→

「エイリアンインタビュー」その133・検証とその先へ、モンロー研究所(その先へ・究極の旅)

2018.03.10.19:09

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133です。



そこには完璧なミニチュア版のトウモロコシがあった。
それを私に差し出した。
「この人は食べられないよ。」と友人が言った。
「今は肉体を持っていないのだから。」
女性は向きを変えて、それを小さな茶色の小鹿にほうってやったが、笑っているのが私の心に感じられた。
小鹿はうさん臭そうに、その食べ物をクンクン嗅いだ。
それじゃ、この人たちも笑うんだ。
という事は感情があるんだな。

「我々も、君が思いつく限りのあらゆる感情を味わったことがあるよ、ロバート君。感情は我々にとっても大切なものだけれど、その気にならないかぎり感情には支配されないようにしているんだ。」
感謝の念があふれてきた。
「私達を受け入れて、暖かく迎えてくれてありがとう。とても有益だった。争いも怒りも、競争もなくて‥」
「競争はあるよ。ただ、それがゲームであることを忘れるほど没頭はしないだけさ。」
私は愛については尋ねなかった。
その必要はなかった。
4人から放射されているものが、充分その存在を証明していたからだ。
しかし、興奮の入り混じった、微かな悲しみのようなものも感じられた。

友人はまた微笑んだ。
「君の訪問はちょうどいいタイミングだった。我々は間もなく出発することになっているからね。この谷や、子供たちと離れてやっていくのに慣れなくてはならないんだ。」
「出発?どうして?」
「百年近く前に(信号)を受け取ったんだ。何千年も待ち受けていたんだけれど、ついにその時がきた!というわけさ。」
「わからないな。」
「思い出せない…と言った方が近いね。きっと思い出せるさ。君たちの時が来ればね。
私達は、自分の住むこの物質的世界の変化のパターンをすべて経験し、知り尽くした。
星々にも行ってきたよ。君が今しているのと同じ方法でね。だけど、ここにないものは何一つ見つからなかったんだ。真に新しいものは何もね。」
「わかるような気がするよ。君たちはそれ以上の何かがあるのを知って‥」
「そういう言い方もできるね。別の言い方をすれば‥好奇心‥そう、好奇心だよ。」
「そうか!それなら私に起こったことだよ。でも、君たちは全員で去っていくのかい?」
「誰かを置いていきたいなんて思うはずがあるかい?自分の手や指一本でも置いていきたいなんて。」
「しかし、どこに行くんだい?」
「信号が導いてくれるさ。」
「その信号っていうのは何なんだ?説明してもらえるかい?」
「あらかじめ取り決めてあった信号なんだよ。」
「誰との取り決めだい?それとも何と?」
「先に行った仲間とさ。先に行ったものはみな、我々が後を追っていくべき時が来たら、特別な信号を、送ってくることになっていたんだ。長くかかったけど、そのうちの一人がとうとう、信号を送ってきたというわけさ。」
「その人は‥君たちは‥探検家みたいに、征服すべき新世界を探し求めているんだね。」
「征服するためじゃないよ、ロバート。そこへ行って理解するためだよ。」
「どこへ行ったらいいのか、どうしてわかるんだい?」
質問が次から次へと湧いてくる。

「ただ信号を追っていくだけだよ。」
「今もそれを受けているのかい?」
「ああ、そうさ。初めて受けたときから今まで、途切れずに続いているよ。」
「どうして私には感じられないんだろう?」
「わからないね。おそらく君たちは違う風に調整されているんだろう。」
「出発までずいぶんかかっているんだね。なぜなんだい?」
「動物の子らを訓練して、私たちがいなくなってもやっていけるように、訓練しなければならなかったからね。今やそれも終わって、それぞれに別れを告げる段階にきている。子供たちを連れていくことは出来ないし、実際連れていけないからね。」
私はいとまを告げるべき時がきたことを知った。

「ここに来られてよかった。何故だかわからないけれど、また会えるような気がするよ。」
「また会えるとも。もっと話してあげることもできるけれど…でもそれでは、君たちのよくいうように、お楽しみがぶち壊しってことになるからね。」
私が手を振って別れを告げ、草地から舞い上がると、4人も手を振ってくれた。
付き添いのインスペックは見当たらなかったが、少なくとも帰りの道はわかっていた。
徐々にフェーズを移動して、闇の中に溶け込んでいく。
すると傍らに、インスペックの輝く姿があった。

「彼らは興味深かっただろう?」
「以前に会った未来の人間に似ていたな。あの人たちは地下じゃなくて地上に住んでいたけれど。」
「君は動物好きだから、親近感を覚えるのではないかと思ったんだ。」
「その通りだったよ。ところで、他に訪ねられるところはあるかな?」
「君の希望は?」
「人類でないもののいるところがいいな。理知的な存在でね。それに非肉体的な存在がいい。」
「選択の余地はたくさんあるよ。向こうが許してくれればだけど。」
「許す?あまりいい気はしないな…」
「君を、その‥迷惑な害虫のように見なす者たちもいるんだよ。そう、害虫のようにね。」
「でも、私は安全だって言ったじゃないか!危害を受けることはないって!」
「その通りだよ。」
「それほど穏やかじゃなくて、もうちょっと刺激的なものが欲しい気がするんだ。ばかげているかな?」
「いや、それが望みなら。」
「今度も一緒にいてくれるかい?」
「私はいつも一緒だよ。すぐ後をついておいで。」

明るく輝く姿は急速に小さくなっていったが、私は、前に覚えた方法を使ってすぐ後に続き、彼のエネルギー場を追った。

続く→



「エイリアンインタビュー」その132・検証とその先へ、モンロー研究所(その先へ・究極の旅)

2018.03.10.19:03

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132です。

「君の言う通り、君たちの文明が構造のこの側面について、何も知らないなんて面白いね。」

実際、それを知るときが来るのかねえ。

「君の望むような完全な形では、無理だろうな。」

もしこれを知っていたら、混乱もおさまるだろうになあ。
何もかも、無意味に思えることばかりりだよ。
痛み、苦しみ、残酷な感情、あんな大混乱が、何かの目的で引き起こされているとはとても思えないね。

「機会が来れば、君の言う・異なる世界観・が得られるかもしれないよ。」

機会?そのことで、私が何かをするチャンスがくるっていうのかい?

「そうさ‥君と君の友人たちが、ね。どうだろう、君の世界とは全く異なるありかたも存在するってことを、確かめに行ったらいいんじゃないかな。たとえば、今とは違って、君が考えている理想に近い人間社会がある時代を訪ねるんだ。」

そんなことができるのかい?

「君が望むならね。」

一緒に来てくれる?

「いいとも。用意はいいかい?」

ゆっくり行ってくれれば、やり方を覚えられるかもしれない。

「もうわかっているはずだよ。君が故郷と呼ぶところへと行ったときのやり方と、同じだからね。知らないのは目的地だけだ。」

その通りだな。先に行ってくれ。ついていくから。


光り輝く姿は動き始めた。
私は間を開けずに続いたが、その姿は突然、小さくなり始めた。
私は自動的に反応していた。
地球のエネルギーパターンが闇に溶けていき、‥そして暗闇の中から景色が浮かび上がってきた。
すぐ前に、光を放つインスペックがじっと止まって待っていた。
私達は、幅広い谷の情報、300mほどのところにいた。

その谷は、長さが15キロ前後、幅が8キロくらいに見えた。
雪に覆われた峰々が、谷の3方を取り囲んでおり、開けた一方の側には、森や野原が地平線まで広がっている。
明るい太陽が、白い積雲をいくつも浮かべた青い空にかかっていた。

私達のすぐ下には、大きな集落らしきものがあって、それが山の麓まで続いていた。
形も大きさも様々な木々が、かたまって生えていたが、ありとあらゆる色合いの緑の葉でまだらになって見えた。
木々の間を縫って走る狭い小道が、入り組んだ大規模なネットワークを形作っている。
しかし家や建物はなく、煙やスモッグもなかった。
空気は完全に澄み切っていた。

私はインスペックの方を向いた。

家はないのかい?建物も?

「眠る場所は地下にあるんだよ。職人たちの働く場所もね。」

みんなどこにいるんだ?

「木々の間さ。それぞれ与えられた働きをしているんだ。」

何人くらいいるんだい?

「二百万を超えたくらいだね、私たちの知る限りでは。」

二百万だって?!

「そうさ。」

ここみたいな集落はどれくらいあるんだ?これは我々の惑星、地球んなんだろう?

「確かにそうだ。でもこのような場所はここだけだよ。」

地球上で、ここだけ?

「その通り。」

何が起こって、何十億と言う人口がこんなに減ってしまったのかは、聞かないことにするよ…つまりこれが我々の未来に待ち受けているものなんだね?

「君、間違った方向に考えているよ。」

どういうことだい?

「これは、過去の世界なんだよ。君たちの時間の表し方で言えばね。」

過去だって?!
我々の歴史には、これに少しでも似たようなものは、何も残っていないよ!すごく遠い過去に違いないね。

「ああ、君たちの数え方で、百万年近い昔だよ。」

(注!びっくりです!百万年前に人間タイプの平和的な文明があったなんて!)


住人たちは‥人間なのかい?私のような?

「若干の違いはあるけど、確かに人間だよ。」

おりていけるかな?

「もちろんさ。そのために来たんだから。」

あっちの人たちに私達は見えるのかい?コミュニケートできるのかな?

「ああ、問題ないよ。」

私達が入って行って、怒らないかな?

「その逆だとも。歓迎してくれるさ。」


私達は木々の方へ舞い降りていき、フットボール競技場くらいの大きさの開けた場所に降り立った。
それは公園か、さもなければ花園のようで、手入れの行き届いた不規則な形の花壇に、花や植物が植わっていたが、どれも知らない種類ばかりだった。
草の生い茂った広い歩道が、花壇の間を緩やかなカーブを描いてのびている。
足の裏に、草の感触が感じられるような気さえした。


「確かに感じるはずだよ。目に見えるのと同じことさ。肉体にいる時と同じようにね。ただ今は、肉体にいるわけではないけれど。」
私が振り向くと、インスペックの輝く姿が傍らにあった。

そして足早にこっちへ向かって歩いてくる人が4人。
背丈は150センチくらいで、おのおの髪と肌の色合いが異なっている。
髪の長さはみな一様で、耳のすぐ下まであった。
顔と体は、活動的でたくましい30歳くらいを思わせたが、筋骨隆々というわけではない。
二人は男性で、二人は女性だった。
これは簡単にわかった。
みな、服を身に着けていなかったから。


「服の必要がないのさ。」

身体の保温はどうするんだい?気候の変化からどうやって身を守るんだろう?

「そのためのコントロールシステムを、各自が持っているんだよ。」

なにも見当たらないけど‥。

「みんな心の中にあるのさ。君の言い方で言えば。」

あなたは前にここへ来たことがあるんだね?

「ああ、そうさ‥ある意味ではね…」



4人は近づいてきて、晴れやかな笑顔で私たちの前に立ち止まった。
完璧な状態に保たれた、美しい体をしている。
どうやってコミュニケートしたらいいのだろうか?
この人たちは何語を話すのだろう、と思った。
だいたい、私たちが見えるのだろうか?
男性の一人が、一歩踏み出して頷いた。


「ああ、見えるとも、ロバート。それにコミュニケーションは簡単さ。君の話す英語を使おう。OK?」

この、OK?にはぎょっとした。何だかおかしい。
この人はどうして未来のアメリカのスラングなどを知っているのだろうか?

「君の心から吸収したのさ。造作もないことだよ。」


その時私は、相手の唇が動いていないのに気が付いた。
その瞳がきらりと光った。
私達はお互いに笑いあった。
‥心の中で。

私の見出したこの新しい友人は、心が読めて、こっちが考えたり感じたりすることの端々まで全部わかってしまうらしい。
この時点から、会話はすべて心でなされた…テレパシーと言ってもいいが。

「ここは美しいところだね。」と私は切り出した。

「気候はとても快適だよ。木の葉をきれいにしたり、植物に水をやったりするために、毎日午後には雷雨を起こすことにしているけれどね。」

「雷を?」

「そうさ。でも強さと落ちる場所は制御している。有機的な生命には充電が不可欠なんだよ。」

「じゃあ風は?‥風もコントロールできるのかい?」

「風?もっと強くした方がいいかい?」

「いや大丈夫?‥このままでいいんだ‥」

彼はにっこり笑った。
「何を食べているんだろうって考えているね。」

「君たちはみな、栄養が足りて健康そうだから。」

「健康?」

「病気やケガや、そういったものがないってことだよ。」

「奇妙な世界から来たんだな!君たちのところでは、そんなに肉体を維持するのが大変なの?」

「それこそ、我々の抱える大問題でね。」

「気の毒に。私たちの歴史にも、何千年か前にはそういう問題があったという記録がのこっているけれど。」

「虫もいないのかい?ウイルスも?死んだり怪我したりっていうことはないのかい?」

「言いたいことはわかる。でも、虫もウイルスも我々と強調しているんだよ、ロバート。対立はないんだ。死ぬという事については、‥君の言う・死ぬ・ということを、我々は遠い昔にやめてしまったよ。」

様々な考えや疑問が、頭の中にあふれかえった。
そのうちの一つが、表面に浮かび上がってきた。

「それじゃ、コントロールしなくちゃいけないね、その‥生殖を。」

「ああ、そうだよ。それと君の頭にあることに答えれば、我々だって、その儀式を楽しんだりするさ!」

「でも、子供はいないんだね。」

「子供はたくさんいるよ。会ってみたいかい?」

「できれば。」

「じゃあ呼ぼう。」


様々な口笛の音が、次々と頭の中に響き渡った。
それは鳥の歌声のようで、ほとんど音楽と言っていいほどだった。
木立の中から、大小さまざまな何種類かの動物たちが現れ、4人のところへはねてきた。
4人はその体をなでたり、たたいたりしてやった。
猫に似ているものがいたし、小さなワニや、大きな蛇のような爬虫類もいた。
さらに猿のようなもの、他に、鹿のようだけれども長い尾とタテガミを持つものもいた。
巨大な蜂が群れをなして一本の木から飛び出してきて急降下し、ふざけて攻撃するマネをしながら、私たちの脇をすり抜けて行った。

頭上では、色あざやかな緑の大きな鳥が二羽、こちらを見下ろしながら輪を描いて飛びまわっている。
小さな青い鳥が、私の友人の肩に舞い降りてきて、耳にさえずりかけた。
彼は私たちの方を向いて言った。

「我々の子供たちさ。」 

「私も動物の子らを、そんなふうに簡単に呼び寄せられたらいいのになあ。」

「音を覚えておけるだろう?練習すれば、君にも出来るよ。」

「地球全体がこんな感じなのかい?つまり、動物たちのことだけど。」

「この谷の中だけさ。他の場所は君が本で読んで想像するのと変わらない。食物連鎖のことは知っているだろう?」

「知っている。それじゃ、動物は死ぬんだね?」

「ああ、自然界の秩序だからね。この我々の子供たちもそうさ。バランスが取れているから、私達もそれを妨げたりしないんだ。」

「それじゃ、君たちは何を食べているんだい?野菜かい?」

「食べるもの?見せようか?」


友人が女性の一人の方を見ると、その女性は花壇の区画に歩いて行って、ただの黒い土としか見えないものをすくい上げた。
そのひとすくいを持って戻ってくると、私たちの傍らに立った。
突然、何が起ころうとしてるのかわかった。

「あなたのお好きなトウモロコシはいかが。あなたがシルバークイーンと呼んでいらっしゃるものですけれど。」

私は頷いた。
女性は私をじっと見つめてから、片手に盛った土の上に、もう片方の手のひらをかぶせたが、その間も私を見つめ続けていた。
心を読んでいるのだとわかった。

少しして手のひらを持ち上げると、そこには青白い完璧なミニチュア版のトウモロコシがあった。
それを私に差しだした。

(注!…物事のすべての基本は‥思い‥なのだろうか?この物理的宇宙では‥?)


続く→

「エイリアン インタビュー」その131・検証とその先へ、モンロー研究所 (その先へ・臨死体験)

2018.03.04.16:11

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131です。

第3章

インターステートを行く

もう「故郷」に帰ることは出来ないのだという考えになじむのに、何週間もかかった。
私は「こちら」から「向こう」に、変化と改善をもたらす有益な知識を持ち帰り、英雄のように歓呼の声で迎えられるのだと思っていた。
しかしそうではなかったのだ。

私は2度と「故郷」へ行ってみようとはしなかった。
悲しいことだが、もはや選択の余地がないことははっきりした。
「故郷」は、子供時代の想い出のようになってしまった。
大切に胸に抱いてはいても、それをまた経験したいとは思わないのだ。
明らかに、かなりのエゴや自己満足が入り込んできていたようだ。

しかし、一つの知識が生じた。
私は、自分があそこを出てきたわけを知ったのだ。
新しいインスペックの友人とまた会って話すことで、ずいぶん助けられた。
彼‥それとも彼女か…その両方か…は、待っていてくれた。
無限の暗闇の中で、懐かしい輝きを放って。


<喪失感は一時的なものだ。記憶しているのだから、なくしてしまったわけではないんだよ>

私はもうあそこのものじゃない。何もかも同じで、そっくりそのままなんだ。
だけど私は、なじめなかった。きつくなってしまった古いコートや手袋を、無理に身に着けようとしているみたいだったよ。
あそこにはいけないし、とどまることもできない。私は‥あまりにも異質だからね。

<それで、悲しくなったわけだ>

そうなんだ‥それ以上だよ。自分の一部が、もう存在しなくなってしまったような感じなんだ。ずっと考えてきたのに…「故郷」」に帰ることを。

<実際に、帰郷の可能性が存在しなくなっったんだからね。帰れるかもしれないなどと言う幻想は、もう捨てなくては>

棄てたとも。実際、どこが違っていたのか、わかる気がする。あそこは覚えていた通り、そっくりそのままだった。何も変わっていなかった。
私は、何らかの進歩を期待していたんだと思う。だけど現実には、繰り返しばかりだった。しばらく見ていれば、しばらく聴いていれば、何もかも同じものの繰り返しだとわかる。
心の浮き立つこともなければ、新しいものもないんだ。

<あのエネルギーパターンは‥君が、人としての人生で学んだものではなかったね>

ああ。だから故郷を離れたんだ。あの、繰り返しだけの限られた世界をね。成長もなければ、何かを新しく学んだり、経験したりということもない。
地球に生きていれば、四六時中学ぶことばかりだー変化や新しい知識が絶えずおしよせてくるんだから。
でも、もう故郷に変えれないという事実には、何とか慣れていかなくちゃならない。簡単なことじゃないけど。

<それでも、慣れるものさ。人間には戻れなくなる時が来れば、それになじんでいくのと同じだよ。こういった方がいいかなー単に戻れなくなるというより、戻る必要がなくなるんだ。
君の言葉を借りれば、人間と言うコートや手袋がきつくなってしまう時にはね>

(注!この意味‥いつか私達も‥彼の故郷に戻る気がしなくなってしまったように…人間であることに興味を失う日が来るのかもしれません。)


そんなことが起きるのかい?人間でいたくなくなるなんてことが?一体、どうしたらいいんだ?

<その時が近づいてくれば、今思うよりも簡単に対処できるさ>

う~ん‥あなたがそう言うなら、信じるよ。

<ただ信じるのではなく、「知る」ときが来るよ。君がよく言うようにね>

力になってくれてありがとう‥こんな言い方じゃ足りないけど…

<わかっているよ。どういたしまして>



光り輝く姿は薄れ始め、やがて瞬いて消えた。
私は何事もなく肉体へ戻った。

この邂逅の後、ものの見方が大きく変わった。
以前とは違う、もっと大きな目的に気づいたのだー
何とか成長し進化を遂げて、畏怖を感じさせるけれど暖かい、私がインスペックと呼ぶ存在になりたい。
そう心に決めると、私は自分に向けられた優しい励ましを受け入れた。
すると私の中に、安らぎと興奮の入り混じった不思議な感覚、単純であると同時に複雑な、言葉にできない親近感と一体感のようなものが生まれてきたのだった。

頼み込んで、インスペックの世界の周縁部に少しだけ連れて行ってもらったとき、この感覚は急激に高まった。
私を突き抜けていく豊かな共感と愛の放射以外は、ほとんど何も感じとることができなかったのだが、それでも、大勢の者が幸せに暮らしているという印象を強く受けた。
さらにこの共同体に流れ込んでくる新参者たちもいて、その流れはLIFEーレイヤードインテリジェンスフォーミングエナジーー知性を形成するエネルギー層、として感じられた。

奇妙なのは、そこが新しい故郷のように思われたことだ。
まるで、その世界の住人たちを、すでに知っているかのようだった。
いや、知っているというだけではない。
私が彼らの一員であり、彼らが私の一部であるかのように感じられたのだ。

活気と穏やかさが一体となったその世界を知って、私は考えこんでしまった。
どうして地球に暮らす人類も、あのような調和のうちに存在することが出来ないのだろうか?
次に会ったとき、私はインスペックの友人にそう質問してみた。

それは私が後に「信念体系領域」」だと気づくことになる、環体世界の外縁を越えて漂っていたときのことだった。
その領域は、Mイールドのスペクトルのうち、地球の生命系と隣接する部分で、肉体の生を終えた人間精神の多くが住むことになる場所だ。
中心に地球があって、光芒を放つ半透明の球体が、それを幾重にも取り巻いているのがわかった。
球体は、中心から離れるほど大きく薄くなっていく。
私たちが見ているのは、構造に内在する非物質的なエネルギーであって、電子や分子ではないのだと認識するのは、いささか難しかった。

続く→
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