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52・宇宙人との対話・グレタ・ウッドリュー

2019.11.05.18:58

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私の金属曲げの話題が新聞に出ると、アイスランド国民が、金属曲げに使われるエネルギーと治療に使われるエネルギーを同一視したことに、私は驚きもし喜びもした。
それらは同一なのだ。
多数の人々が、助けを求めて私たちのホテルのロビーにやって来た。
病人や死にかけている者、不治の病人や先天的肢体不自由者を見舞い、助けて欲しいという要望が殺到した。
デイックと私は、翌朝たつ予定でいた。
しかし再び交通機関の問題にぶつかったために、またもや心霊的行動を引き起こすことになったのだった。
飛行機に乗って帰国の途に着くまでには、24時間以上あるはずだった。アイスランド側の主催者の一人で、自国民の要求に深い理解と共感を抱いていた、科学者で技師のグドゥムンドゥル・エナイソンが、私に臨終病棟での「治療」を助けるために病院に行って欲しいと訪ねて来た。
私は快くこの申し出に応じた。

次のニュース番組の翌日、私は一つ一つ話していたらキリのないほど多くの体験をした。
今でも私のとても気に入っている体験がある。
病院から戻ってくると、ある母親と15歳の娘がホテルのロビーで私たちを待っていた。
少女は、シグルビョルグという名前で、ブロンドの長い巻き髪をした天使のような面持ちの子だった。
彼女は生まれつき耳が不自由で、彼女の生まれる以前からこの家族と知り合いだったグドゥムンドゥルも、悲しげにこの事実を認めていた。
シグルビョルグは、滅多にテレビを見ない子だったが、何らかの理由で、夕方のテレビを読唇しなければならないと感じていた。
私の姿が画面に現れると、アナウンサーがまだニュースを読み上げもしないのに、シグルビョルグは、椅子から飛び出して私を指差し、
「彼女よ!私の耳を聞こえるようにしてくれるのは、彼女よ!」と母国語で叫んだのである。
母親のこの話を聞くと、この子を無視したり、いい加減なことは言えないと思った。
二人がホテルのロビーにいて、懇願するような眼差しで私を見ていたので、彼らに心が向いたのだった。
その日は後から後へとてんてこまいの日だったが、私は彼らにエレベーターのほうに行くように合図し、食堂の外に置かれていたお盆から、2本のスプーンを掴み取ると、(なんでそんなことをしたんだろう?)、2階へ行った。
この少女は英語を話せず、初めのうちは落ち着かない様子だった。
しかし万国共通の、微笑みを浮かべ安心させるように軽くポンポンと叩いてやると、じきに私たちは友達になった。
直感的に私は、少女の背後に回って自分の姿が彼女から見えないようにして、そこでしばらく精神を集中してからスプーンを取り出し、両方の耳に1本づつ押し当てた。
それから私は、この2本のスプーンのあった右のほうに頭を傾げた。
その後もずっと少女から姿を見られないようにして、今度は少女の頭の左側でスプーンを鳴らすと、1本のスプーンが私の手の中で弧を描いたのである。
少女は目を見開いた。
私がもう一度スプーンを鳴らすと、彼女の目は涙に溢れた。
シグルビョルグは、母親に向かってアイスランド語で、「何か、聞こえるわ。」と言った。
少女も母親も、エイナルソン博士も、デイックも私も、嬉しさのあまり、恥じらいもなく泣き出していた。
私はシグルビョルグに2本のスプーンを手渡し、彼女の母親には、自分の他には誰にも触らせないようにし、毎日、朝と晩に冷たい感触が消えるまで、これを両耳の前の方に当てるよう、娘に伝えてくれと指図した。
突然私は、今まで勉強したこともないアイスランド語で、訪問客に話しかけている自分自身の言葉に気がついた。
私は、アイスランド語の聖書のページ、章、節をあげて、彼らに「コリント人への第二の手紙」(これも私は今まで読んだこともなかった)の1節を見てみるように言っていたのである。
デイックは隣の部屋に行って、聖書を持って来た。
グドゥムンドゥルが言われた通りのページを開くと、私は、シグルビョルグと彼女の母親に、この特別な1節は、もし少女が理解できたらの話だが、彼女の将来の聴力に大きな影響を及ぼすことになるだろうと伝えた。
母親は、この1節に何か意味を見出したようだったが、私は、今日に至るまでこれが理解できずにいる。
しばらくして、私が自分の知らない言葉で考えを述べていたとわかって、私たちは誰もが驚いてしまった。

続く→

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