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54・宇宙人との対話・グレタウッドリュー

2019.11.13.03:56

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「会議で物理学者の出した結果は、それ自体も重要なのだが、新分野物理学会議のように、初めから終わりまで熱のこもった、調和の取れた集会だけが出しうるものだった。
見事な議事運営を行う上で最も重要な要因となったのは、論ずるまでもなく、アメリカ合衆国コネチカット州からこの会議に参加した、グレタ・ウッドリュー婦人だった。
精力的な性格を備えたグレタ・ウッドリュー婦人は最近、精神力で金属を曲げる能力を発見したのだが、幸いなことに、会議の期間中、ずっとこの力がみられた。」

新分野物理学会議の成功には、いろんな理由があった。
まず第一に、様々な学問分野の権威者を一同に集め、意見を、それも多分お互いに胸襟を開いて、意見を交わせるようにしたことにある。
物理学者、人道主義者、実業家、科学者、霊媒が、グループでの会合だけでなく、1対1の君と僕の間柄で意見を交換したり、問題を比較検討する機会がもてたのである。
誰もが、新たな友人と新たな見解と、そして何よりも新たな展望を抱いて、それぞれの国へ帰って行った。
この会議を終わって私が痛切に感じたのは、科学者と心霊者が落ち着いて意見を交換することができるようにするために、双方の意志を疎通させる新たな語能が、早急に必要であるということだった。
私たちは、現在の可能性を乗り越え、今私たちの所有している多数の事実に関する情報を、さらに拡大させ、これに挑戦し、そして最終的には、今日の人類を明日へとつなげていくための諸理論を必要としていたのである。
私の金属曲げを巡って起こった様々な出来事は、満足の行くものだった。
偏見がなくて、知的好奇心が強く、思慮深いアイスランドの人々の自然な反応を見て、私は、全ての人が新しい可能性を即座に拒否してしまうわけではないことを知らされた。
アイスランドの人々のとても温かな反応は、ガタエが到来しても、私たちの惑星はそれを受け入れ、共鳴するだろうと、私に希望を抱かせてくれた。
多くの人々がそうなるだろうという予言に、私は賭けることにする。
そのような態度が、そうなりうる人々への励ましになるかも知れない、と期待しているからである。

今一つ、会議で痛切に感じたことがある。
超能力現象に対して、あまりにも多くの科学者が築いている堅固な障壁を、取り除き続ける必要があることだ。
過去の科学的ドグマに、科学者ほど盲目的にしがみつく連中は他にいない。
会議の2日目の朝に起こったエピソードは、決して忘れることがないだろう。
金属曲げのテストを、ユリ・ゲラーと実験室で研究したことで名をあげた、広く知られた研究者が、自分は金属曲げを全く見たことがないと、断固とした口調で言ったのである。
彼と一人の女性物理学者は、ぴったりと重ね合わさった3本の同じスプーンを選び出し、そのうちの1本を曲げてみせてくれと私に尋ねた。
私は自分でスプーンに触れないからと述べて、代わりにこの女性にスプーンを持っていてくれるように頼んだ。
「縮め!」
本気であったとは必ずしも言いかねるが、私は心の中で命じた。
すると、1本のスプーンが他のものよりも短くなった。
科学者の教授と物理学者の二人が、傍で起こっていることを注視していた。
「さあ、金属が曲がるのを見たって言えるんじゃないですか?」と、私は研究者に尋ねた。
自分でスプーンを選んでおきながら、彼は、
「いや、ここは廊下でして、実験室じゃありませんので、適切な科学的条件の元で行われたとは言えませんね。」と、答えたのである。
「金属が曲がるのを見たでしょう?」と私は声を高くして尋ねた。
「いや、見ませんでしたね。私は、縮むのを見ただけです。」
これが彼の答えだった。
当然のことながら、彼は、自分のどの研究論文でもこの出来事に触れていないし、また自分の観察を私のために(公式にまた非公式にも)文書にしたためてもくれなかった。
世界が大きい時には、人間は小さくてもよかった。
今日では世界が小さくなったので、それだけに人間が大きくなければならない。
このエピソードを思い返してみると、おかしさが込み上げてくるが、しかし、おかしいと笑って済ませられる問題ではなかったのだ。

因習的で受容力のない科学者は、たびたび私の不安と個人的な混乱の種となった。
司教座聖堂参事会員ジョン・ロスナーは、一般向けの会報で、このことを次のように簡潔に要約している。
「知的職業を持つ懐疑論者も騙されやすい人々も、感情的には心霊研究の責務に相応しくない。どのような科学分野でも、公正で偏見のない研究のためには、バランスが求められている。今日、超心理学では、「信ずる者」対「信じない者」、あるいは「合理的」対「非合理的」と言ったことは問題ではない。
実際に問題なのは、40年以上に十分に管理された実験室での研究から得られた結果を知っているのか否かなのである。」
レイ・キャビクの会議で得られた感触で最後に付け加えておきたいのは、様々な学問分野の間のギャップが埋められるのではないかという期待を新たにしたことである。
この期待を再び抱かせてくれたのは、パリの国立科学研究センターの研究部長を務めるオリヴィエ・コスタ・ボーレガール博士だった。
この素晴らしい人物は、相対性理論と量子力学の専門家で、今日この分野では最も尊敬を集めている人の一人である。
どんな反応を示すか知りたかったので、私はぜひ彼のためにスプーンを曲げて見せようと思った。

続く→


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